家庭の延長のような園を
あたたかく包み込むロールスクリーン
東京の下町情緒が色濃く残るエリアに建つ「ゆめの樹保育園しんこいわ」。ファサードの下半分は黒板仕様になっており、愛らしい表情のくじらの絵が、まちゆく人の心を和ませています。
大開口窓にはニチベイのロールスクリーンを採用。適度な透け感がある生地により、まちなみが眺められつつ、外からの視線と強い陽射しから園児を守ります。
今回は園長の吉村先生に保育理念やロールスクリーンの使い心地についてお話を伺ってきました。
家族のように、子にも親にも寄り添う「ゆめの樹保育園しんこいわ」
「ゆめの樹保育園しんこいわ」は、商業施設かと見紛うほどのスタイリッシュなデザインが特徴です。ファサードにはガラスを採用、内装も木とグレイを基調とし、シックにまとめられています。
大人びた園舎かと思いきや、黒板の壁やボルダリング、トンネル風の階段など、子どもたちの遊び心をくすぐるデザインが至るところに散りばめられています。子どもにとっても、大人にとっても居心地がよい空間です。
こんなにも素敵な保育園では、どのような保育が行なわれているのでしょうか。
「この園では、子どもたちの“やりたい”という気持ちを大事にした保育を行なっています。遠足の場所や行き方もすべて園児たちが話し合いをして決めるんですよ。
先日も『夏祭りをやりたい』といった提案があり、せっかくならと保護者や地域の方もお招きして、初めて夕涼み会を行いました。
園児の“やりたい”を実現するために、何ができるのかをいつも職員全員で考えています。子どもにも保護者にも、寄り添えるところまで寄り添う。家庭の延長のような場所でありたいと思っています。」
子どもたちが自由に過ごせる環境づくり
2〜5歳までの園児が過ごす2Fの教室は、間仕切りのない広々とした空間です。まるで木立のように柱が並び、見上げると大きく立派な梁が架け渡されています。
「以前は年齢別に空間を棚で仕切っていましたが、すべて撤去しました。私たちの子どもの頃は、外で遊んでいると年上の子たちが遊びやルールを教えてくれていましたが、今はそういった機会が減ってきていますよね。日々の生活の中で、大きい子から小さい子に教えていく、小さい子でも大きい子に意見を言える、自分の感じたことを相手に伝えられる。年齢に関係なくコミュニケーションがとれる環境がつくれたらと思い、一斉保育を取り入れています。」
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建物の北面・南面は、ガラス張りになっており、床から天井まで続く大開口からは、新小岩のまちなみが一望できます。窓には大型手動タイプのロールスクリーンを設置。生地は安定性が高い「平織メッシュ」を採用しています。
「窓が多いため、夏は暑いんです。お昼寝の時は気持ちよく寝られるように、ロールスクリーンを下げています。光や暑さを遮りつつも、子どもの表情が確認できるのが良いですね。」
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高さのある窓の場合、スクリーンを上げると巻き乱れが起こりやすくなります。ガラス繊維やPVCからなる「平織りメッシュ」は、巻き乱れの原因のひとつでもある静電気を抑え、さらにUVカット効果も得られます。室内側からは外がよく見えますが、外からは中が見えにくく大開口窓に最適です。丈夫な上に水拭きも可能で、子どもが過ごす場所でも安心してお使いいただけます。
「スマートコード式」で先生たちの業務効率がアップ
1階の乳児クラスは、天井が低めに設定され、落ち着く空間になっています。2Fと同じロールスクリーンがついていましたが、隣家との距離が近いため、透過度の低いロールスクリーンに変更しました。
「せっかく替えるのであればと、スクリーンの色を木の色味と似ている黄色にしてみました。色を選ぶのって難しいですね(笑)先生たちと悩みつつも、楽しく色を決めました。
子どもたちだけでなく、保護者さまからも「すごく良くなった」と言っていただけたのが嬉しかったです。」
操作方式もチェーン式からスマートコード式に変えたことで、先生方の業務効率の改善にもつながりました。
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「今までは、スクリーンを上げ下げするときは、抱っこしていたお子さんを都度下ろして、操作したり、チェーンを束ねたりしなければなりませんでした。
スマートコード式にしてからは、お子さんを抱っこしたまま操作できます。操作コードを束ねる作業も不要ですし、少し引くだけでスクリーンが自動で巻き上がるので、とても楽になりました。先生たちも「このロールスクリーンすごいですね!」と喜んでくれています。」
「ゆめの樹保育園しんこいわ」では、ロールスクリーンの細部の仕様にもこだわっています。通常のブラケットはメッキ仕様ですが、こちらの園では壁の色とロールスクリーンの部品色に合わせグレイに塗装したブラケットを採用。さらに、ボトムレールにもマット塗装が施してあります。金属の光沢感を抑えた上品な質感が楽しめます。
ロールスクリーンで長年悩んでいた「トイレ問題」が解決
園児の安全を確保するため、トイレのドアは一部ガラス仕様になっています。けれども、先生方は食事の際にトイレの中が見えてしまうのが、ずっと気になっていたそうです。
「今まで、ガラスの部分に画用紙を貼ったり、突っ張り棒に布をかけたりと試行錯誤していたのですが、見た目も使い勝手も悪くて……。ロールスクリーンを窓だけでなく、目隠しとして使えることを知り、新たに設置しました。
使いたいときにだけスクリーンを下ろせるのが、とても便利ですね。何年も悩んでいたので、解決できて本当に良かったです。」
まとめ
幼稚園・保育園探しの専門サイト
「えんみっけ!」編集部
2023.10.20 公開
家よりも長く過ごす保育園。だからこそ、子どもにとって居心地の良い場所であってほしいですよね。ロールスクリーンは生地や操作方式のラインアップが豊富です。陽射しや視線を遮るだけでなく、子育てをしている方に便利な機能がたくさん備わっています。
ロールスクリーンを使い分けて、子どもにも大人にも快適な空間をつくってみませんか。