子どもたちがほっとできる空間を作るために。
やすらぎの場に寄り添うスマートコード式

閑静な住宅街にある「ゆめの樹保育園ほどがや」。周辺には雑木林があり、吹き抜けにある大きな窓からは、木々の揺らぎや穏やかな日の光が感じられる保育園です。
最近、そんな心地よい園にニチベイのスマートコード式ロールスクリーンを設置したのだとか。園長の佐々木先生に園のインテリアについて、生地や部品色の選び方、スマートコード式のよいところなど、いろいろ伺ってきました。

憩いの場であり学びの場でもある“ゆめの樹”

木材をふんだんに使用した温かみのある園内には、木々や草花を連想させるグリーンがアクセントカラーとしてあしらわれています。
教室の中央には、園の名前にもある“ゆめの樹”をモチーフにした柱があります。子どもにとって“ゆめの樹”は、よじ登ったり、本を読んだり、くつろいだりと思い思いに過ごせる憩いの場です。さらに、この柱は学びの場としての役割も担っています。

「柱があるとぶつかったり、登って落ちたりする危険があるので、本当でしたら不要なものですよね。しかし、ご家庭にも危ないものは、たくさんあると思うんです。 だから、排除するのではなく、そういったものとどう付き合うかを学ぶことも必要だと考え、あえて柱を設置しました。
また、子どもたちの登りたいという気持ちを抑えるのではなく、チャレンジしたい気持ちや好奇心を大切にしていきたい。確かに落ちることもありますが、その経験を踏まえ、ケガをしないためにはどうしたらよいかなど、子どもたちが遊びを通して学べる環境づくりを心がけています。」

“ゆめの樹”にリンクするロールスクリーン

以前は乳児クラスの窓にはカーテン、幼児クラスには白いロールスクリーンがついていたそうです。今回どうして新しいロールスクリーンをつけることになったのでしょうか?

「住宅街なので、基本的に窓は閉めています。ロールスクリーンも下ろしていることが多いのですが、雨や曇りの日は室内が暗くなってしまうのが気になっていました。
また、乳児クラスはカーテンでしたが、安全上お昼寝と帰りの時間以外は丸めておかなければならず、晴れの日はとても眩しかったんです。それで、ロールスクリーンを新調することにしました。」

乳児クラスは鳥と木が描かれた柄と淡いグリーンやイエロー、ブルーなど、やわらかな色味の生地を。幼児クラスはリーフ柄と2種類のグリーンの生地が選ばれました。どちらも、“ゆめの樹”から連想して色柄を決定したそう。

  • 乳児クラス
  • 幼児クラス
  • 保育スペースとしても活用している通路

ロールスクリーンを替えてみて、みなさんの反応はいかがだったのでしょうか?

「特に印象的だったのは、お子さんがロールスクリーンの柄を見て『同じ!』と言ったことですね。ロールスクリーンに赤い実が描かれているのですが、園庭にある赤い木の実と同じだと思ったようです。大人は気がつかなかったけれど、子どもはしっかりと見ているのだなと感心しました。他の子たちもおうちで、『保育園の窓の色が変わった』って話していたようですよ。
職員たちも『ロールスクリーンの色や柄が変わっただけなのに、気持ちが明るくなった』と喜んでくれています。」

ほんの少しの工夫で業務効率とインテリア性をアップ

ロールスクリーンの操作位置にもちょっとした工夫がこらされています。連装窓にロールスクリーンをつける場合、操作部は左右両端に振り分けるのが一般的です。
しかし、ゆめの樹保育園では、それぞれの操作部が中央にまとまるように製作。スクリーンの開け閉めのために左右に移動しなくてもすむため、業務効率の向上に一役買っています。

「職員たちは今まで操作部が左右にあることが普通だと思っていたので、今回効率を上げるために操作部を中心に寄せたことを伝えたら、『なるほど!』と感心していました(笑)少しでも職員の負担が軽くなればうれしいです。」

また、インテリア性を高めるために部品色にもこだわっています。操作部は壁紙に合わせてホワイトに、床に近いウエイトバーは木目ナチュラルなど部品色を別々に指定。そうすることで、ロールスクリーンがより空間になじむようになっています。

スクリーン最下部のウェイトバー、操作部の色は個別に指定可能

ひもを気にしなくていい!大人が安心できる”スマートコード式”

ロールスクリーンには、全てスマートコード式が採用されています。佐々木園長にスマートコード式の感想を伺いました。

「私たちは紐やコードに対して敏感なので、少しでも長い物があると、子どもたちが触れないようにまとめています。ですが、ものによっては時間が経つと解けてしまうこともあるため、常に神経を使わなければなりません。
スマートコード式は操作コードがループ状になっておらずとても安心ですね。おかげで精神的な負担がかなり減りました。
あと、スクリーンは操作コードの引き具合に応じて降りてくるので、子どもたちに当たってしまう心配がないのも助かります。保育園にとっては絶対的にありがたいデザインと機能です。」

さらに、以前使用していたチェーン式のロールスクリーンからスマートコード式に替えたことで、園児たちに安全や大事に物を扱う理由を教えるきっかけにもなったそう。

「以前、幼児クラスの非常口のところには、チェーン式のロールスクリーンがついていて、子どもたちがよく触っていたんです。今回、色だけではなく、なぜ操作も替えたのかを子どもたちにも知ってもらいたかったので、『チェーンが首に巻き付いたりすると危ないから、このロールスクリーンに替えたんだよ』と伝えました。
また、『手が届くからと言って、力任せに引っ張ってしまうと壊れてしまうよ』という話もしました。園児たちに日頃からものを大事に扱ってねと声がけをしています。それは、新しいから大事にするのではなく、丁寧に扱わないと物が壊れてしまうからだということを改めて伝えられたので、よかったなと思います。」

まとめ

ずっと子どもに目を配り続けるのは、なかなか難しいですよね。だからこそ、安全な空間を作ることがとても大切です。
スマートコード式はコードがループ状になっておらず、操作部も高い位置にあるので、幼い子どもが過ごす場所にピッタリ。ニチベイの”スマートコード式”をぜひチェックしてみてくださいね。

幼稚園・保育園探しの専門サイト
「えんみっけ!」編集部

2021.12.21 公開

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