近年、安全性や機能性の観点からロールスクリーンを採用する園が増えています。Kids First(キッズファースト)の考えに基づいた保育を実践する、「大空と大地のなーさりぃ荒川西尾久園」を例に、子どもの安全・安心のためのロールスクリーンについてお伝えします。
■目次
保育施設での需要が高まるロールスクリーン
保育園では近年、子どもの安全・安心のために「ロールスクリーン」が主流になりつつあるようです。
質の高い保育で多くの保護者から指示を得ている、株式会社キッズコーポレーション(全国200園以上の保育園を運営)では、多くの施設でロールスクリーンを採用しています。
Kids First(キッズファースト)の保育園が採用する、スマートコード式のロールスクリーン
今回取材にご協力いただいた、キッズコーポレーション「大空と大地のなーさりぃ荒川西尾久園」では、全窓にブラインドと間仕切りの専門メーカー「ニチベイ」のロールスクリーンを使用しています。
保育室に採用されたロールスクリーン「ソフィー スマートコード式」。生地は程よい透け感を持つ遮熱生地
中庭に面した窓にはロールスクリーン「ソフィースマートコード式」を採用
ほどよい透け感で、子どもの気配が感じられる
遮熱性能があるシースルー生地を採用。特殊な繊維を使用し効率よく日射熱を反射
シースルー生地は中庭に降り注ぐ自然光を柔らかに取り込む
山﨑先生
ロールスクリーンは、基本的に常に上げた状態で生活しています。唯一降ろすのはお昼寝のとき。子どもたちにとっても、ロールスクリーンを降ろすのが、お昼寝の合図になっています。
保育園の午睡は、顔の表情が見えるくらいの明るさで寝かせることが重要なんですが、このロールスクリーンは、真っ暗にならず明るすぎずちょうどいい透け感。レースカーテンのような感覚で使えます。
立ったまま片手でらくらく操作&ループレスで安全・安心
1本の操作コードで軽快に操作できる「スマートコード式」。先生の負担が少ないところもポイント
山﨑先生
保育の現場では手がふさがっていることも多く、片手で立ったまま操作できるのは負担が少なくていいですね。
またスマートコード式は、操作コードがループ状ではなく1本のため、子どもの体に絡まる恐れがありません。コードが子どもの手が届かない高さにあるのも安心です。
山﨑先生
以前勤めていた幼稚園では、子どもたちが巻きつかないようカーテンを結んでいましたが、日差しを遮りたい時には毎回ほどかなければなりませんでした。窓枠の上にスッキリと巻き上がるロールスクリーンならそんな手間もなく、機能的で便利ですね。
吹き抜けに最適!リモコン操作できる電動ロールスクリーン
手の届かない吹き抜けの窓には電動タイプのロールスクリーンを採用
離れた場所からでもリモコンで簡単に開閉可能
高窓からコードやチェーンを伸ばすこともなく、リモコンで操作できるのは便利ですよね。昇降はボタンをワンプッシュするだけです。
こちらの電動ロールスクリーンも生地は1Fの「スマートコード式」ロールスクリーンと共通。室内に入る熱を遮り、温度上昇を緩和。エアコンの効きも良くなり、省エネ効果も期待できます。
日中は外からの視線を遮るので、プライバシーも守れます。
子どもたちが安心して過ごせる環境づくりのために
保育環境においてロールスクリーンは、光の調節、プライバシー対策、省エネ、先生の作業効率向上など、意外と多くの役割を担っています。
今回ご紹介した「ニチベイ」のロールスクリーンは、「子どもが安全に暮らす」「子どもが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」目的を満たす製品として、キッズデザイン賞を受賞。チャイルドセーフティーに配慮した操作方法で安全性にも優れています。
保育施設で安心・便利に使われている「スマートコード式」。ご家庭でも検討してはいかがでしょうか。
取材協力:キッズコーポレーション「大空と大地のなーさりぃ荒川西尾久園」
2021.6.11 公開
※この記事は「保育士バンク!」に掲載された記事を再編集したものです。