商品設計×SDGs 開発本部 商品開発部 開発二課 M.Y

商品に使用する部品数を減らし、
省資源化と作業効率化を実現

私は手動メカの設計・開発を担当しています。省エネに貢献できる当社の商品ですが、生産過程で資源をムダにしていたら意味がありません。量産化された商品は数年にわたって生産されます。部品によっては十数年生産される場合もあります。SDGsが掲げる目標達成に貢献できるよう、「シンプル構造」と「組立性の向上」を常に心がけています。

「シンプル構造」は、商品ができるだけ少ない材料、部品などで構成されるように工夫するということ。原材料を無駄なく効率的に使うことで、使う資源、そして廃棄されるゴミも減らすことができます。

「組立性の向上」は、生産性の効率アップを図ることです。生産現場では、私たちが作る商品設計図に基づき、組み立て作業が行われております。
その際、作業効率を向上させる為に、作業時間の削減(組込み部品数の減、部材加工数の減、組立易さ等)を常に意識し、工場の省エネやCO2排出削減に繋がるモノ作りを目指しております。

目指すのは、
各商品のプラットフォーム化

「シンプル構造」「組立性の向上」とともに、今後さらに力を入れていきたいのが「部品の共通化」です。ニチベイのブラインド商品は、さまざまなお客さまに使っていただきたいという思いから、かなりバラエティに富んでいます。機能や目的は同じでも、使用される部品は商品によって異なるため、商品の仕様に応じてたくさんの部品・部材があります。

これらを共通化することができれば、その分資源を減らすことができ、作業の効率化も進められます。社内では少しずつですが、各商品のプラットフォーム化に向けて動き始めました。もちろん、すごく高い目標です。ですが、ニチベイとして、なんとか達成したい。そうした一つ一つの取り組みが、サスティナブルな世界につながると信じています。

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