
「星野リゾート 界 アンジン」に“乗船”
大海原とロールスクリーンが奏でる大開口窓の絶景
本記事には、旧仕様の商品画像が含まれています。

小さな桟橋を渡るところから“船旅”はスタート
静岡県伊東市は、英国人航海士のウィリアム・アダムス(のちに三浦按針)による、日本初の西洋式帆船が造船された地。海沿いに建つ「星野リゾート 界 アンジン」は、その歴史にインスパイアされたアンティークな空間が広がる、船旅をテーマとした温泉旅館だ。

建物に足を踏み入れる前、小さな桟橋を渡るところから“船旅”はスタートする。館内のいたるところに、海や船をモチーフにしたデザインが散りばめてあり、船旅気分をいっそう盛り上げる。

ラウンジに散りばめられたベンチは海に浮かぶ島々を模したもの。
船室から海を眺めているような気分
45室ある客室は全室オーシャンビュー。海岸線に近接した立地とベランダがないことが奏功し、臨場感あふれるパノラミックな大海原が広がる。窓辺に配されたすわり心地のいいローソファに身をおけば、船室から海を眺めているような気分に浸れる。それぞれの客室で造作が異なる舵や櫂など船にまつわるアートワークが、さらに高揚感を高めていく。

客室の大開口窓には、一級遮光生地とミラーレースのロールスクリーンが並列して設置されている。遮光生地の裏面にはアクリル樹脂がコーティングされているため、光を通さず日中でも安眠できる。また、上質な透け感のあるミラーレースには遮蔽性能を備え、太陽の位置に合わせて位置を調整すれば、いつでも快適に絶景を楽しめる。

軽快なチェーン操作でスクリーンを巻き上げてしまえば、カーテンボックス内にコンパクトに格納できる。遮光や遮蔽はもちろん、窓の景色を余すことなく楽しめるのはロールスクリーンならでは。大海原とロールスクリーンが奏でる大開口窓の絶景を心ゆくまで堪能していただきたい。

※この記事は、「週刊ホテルレストラン」第52巻32号に掲載された原稿を再構成したものです。