
「庭屋一如」をコンセプトに伝統的日本美を追求した空間美
「ロールスクリーン」とのハーモニー
本記事には、旧仕様の商品画像が含まれています。

和瓦越しに伊勢志摩の自然が広がる「エクシブ鳥羽別邸」
「エクシブ鳥羽別邸」のコンセプトは「ジャパニーズトラディショナル」。低層に抑えられた屋並の和瓦越しに伊勢志摩の自然が広がる。四季折々の上質で静謐な景観が宿泊者をお迎えする。
設計当初から温泉を重要な要素として建築に盛り込んでいるのが特徴の一つで、美しい伊勢湾を眺めながらの温泉は「エクシブ鳥羽別邸」宿泊者のみのぜいたくとも言える。
全客室棟から見渡せる日本庭園の設計・監修は、京都造形芸術大学教授・農学博士の尼崎博正氏が行った。館内の空間に趣を添えるアート作品は、日本画家・木村宏光氏の作品と和紙作家・堀木エリ子氏の和紙インテリアアートが用いられている。

和空間とロールスクリーンの調和
「エクシブ鳥羽別邸」には、客室だけでなくレストランや温泉施設など、随所にニチベイのロールスクリーンが配されている。
中庭の池を望むオーナーズレセプションには、電動ロールスクリーン「テクノサイレントタイプNICS Ⅱ仕様」が採用されている。静音モーターにより昇降音が抑えられており、オーナーを迎える場所にふさわしいしつらえだ。液晶マルチコントローラーにより、ロールスクリーンを個々または一斉操作が可能なため、太陽に合わせてロールスクリーンの位置調整を簡単におこなえる。



客室には、見切りとサッシの間に1級遮光生地とすだれ調の生地の2台のスクリーンが配されている。透け感が異なるため、それぞれのスクリーンの位置を組み合わせることで眺望と光を自在にコントロールできる。
さらに、大型スクリーンでありながら滑らかな操作性を実現。操作コードも露出しておらず、とてもすっきりとした印象だ。
障子をしつらえた空間にも対応しやすいロールスクリーン
ロールスクリーンは生地を巻き上げる構造のため納まりがコンパクトで、狭い場所にも取り付けできるのが魅力だ。また、すだれ調や和紙調、経木などテクスチャーが豊富にあるため和空間にも溶け込みやすい。ロールスクリーンは、和の宿泊施設におけるプレゼンスをますます高めている。

※この記事は、「週刊ホテルレストラン」第51巻39号に掲載された原稿を再構成したものです。