生地開発×SDGs 生産技術部 ファブリック課 T.S
生地の持つポテンシャルを見極め、
商品に取り入れる
私が担当しているのは、生地を使うクロスブラインド商品の素材開発・機能開発および商品化にかかわる業務です。ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ハニカムスクリーン、バーチカルブラインドなどバラエティに富んだ商品タイプの「生地」から、SDGsの目標達成に向けて取り組んでいます。
特に力を入れているのが、環境に配慮した生地の機能開発です。市場にはいろいろなポテンシャルを備える生地素材が存在していますが、どんな機能の生地がブラインド商品に合うかを見極め、開発を行っています。例えば、遮熱機能を持つ生地素材をブラインド商品に採用することで、外からの暑い日差しを遮り、室内の冷房のエネルギー効率を高め、消費電力、CO2排出量の抑制につながります。
暮らしを快適にする付加価値を
生み出したい
窓まわりに設置する当社商品の場合、お客さまに商品を使っていただくことで、SDGsの目標達成に貢献することができます。ですから、環境に配慮しながら、お客さまの暮らしも快適にする機能を備えた生地を開発することがこれからもっと重要になります。
当社商品の生地ラインアップには、遮熱のほかにもウォッシャブルや抗菌・抗ウイルス、遮光、再生ポリエステルを使用したものがあります。ファブリック系の商品では、再生ポリエステルを使用したECO生地を多数ラインアップしています。再生ポリエステルは染まりにくく、求めている色を出すのにとても苦労しましたが、妥協することなく仕上げました。今後もさらに、環境負荷を軽減しながら暮らしを快適にする付加価値の高い生地を生み出していきたいと考えています。