
やわらかな光を纏い大阪城天守閣を仰ぐ

「キングプレミアム スイートルーム キャッスルビュー」のベッドルーム。腰高窓からは“水の都”大阪のパノラミックな景色を、縦長の窓からは大阪城の雄姿を望める
EXPO 2025を控え活気づく大阪に、また一つ魅力的なホテル「ダブルツリーby ヒルトン大阪城」が誕生した。JR大阪駅から車で約10分ほどのリバーサイドに建ち、大阪城に最も近いホテルの一つだ。
6階のロビーフロアは、海運業で栄えた大阪の水辺からインスパイアされ、商船や港をイメージした空間。正面に大阪城を垣間見ながら、波を模したカーペットを歩いて、客室用エレベーターへと向かう。

リビングへ足を踏み入れると、大開口窓の外に広がる緑豊かな景色が出迎えてくれる
全373室の客室は大阪城天守閣、あるいは、ホテル前を流れる大川や大阪の街並みを楽しめる。スイートルームは17階から20階の各フロアのコーナーに配され、「キングプレミアム スイートルーム キャッスルビュー」は、92㎡のゆったりとした造り。

ソファから眺める大阪城天守閣。見事な姿が窓に切り取られ、美しい絵画のよう
ドアを開けるとドレープとレースのカーテンが自動で開く。室内に光が差し込むとともに目前に現れたのは自然豊かな風景。その中心にあるのが大阪城天守閣だ。窓辺に立てば、「こんなにも緑豊かだとは思わずにいた」と、この地の新たな魅力を知ることに。続くベッドルームの二面の窓からは、大阪城と川の両方の眺めが楽しめる。夏は緑、秋は紅葉、そして、春は桜と季節ごとに姿を変え、ゲストを楽しませてくれることであろう。シースルーのシェードを降ろせば、その先の景色を感じながらゆっくりとした時間が過ごせる。
夕刻は、6階にあるキャッスルビューのレストランやラウンジ&バーへ。日が落ちると、大阪城天守閣はライトアップされ、浮き上がったような姿に。客室とは視線の高さが異なり、迫力のある大阪城の眺めを楽しみながらの食事もまた一興である。
夜、客室に戻って遮光のロールスクリーンを降ろし、ベッドに身を横たえれば、朝までぐっすりと眠ることができる。そして、翌朝目覚めたら起き上がることなく、ベッドサイドのスイッチを入れれば静かにロールスクリーンが巻き上がる。すると、朝の光と生き生きとした大阪城の姿を感じることができる。

「キングデラックス スイートルーム キャッスルビュー」のベッドルーム。遮光のロールスクリーンを降ろせば安らぎの空間に

遮光のロールスクリーンは、ゲストの快眠のために徹底した光漏れ対策を施した「ガイドレールタイプ」を採用
※この記事は、「月刊ホテルレストラン」第1巻9号に掲載された原稿を再構成したものです。