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園児が安心して過ごせる空間に。
保育園が取組む“窓まわりの見直し”

子どもたちが安心して過ごせる場所をつくるには、安全性や衛生面、プライバシーへの配慮が欠かせません。
千葉県にある認可保育園「かえで保育園妙典」では、保育環境の質を高めようと新たに窓まわりアイテムを導入しました。
今回は保育士の伊藤先生に、窓まわりアイテムを追加した背景や設置した感想をうかがいました。

安心して過ごせる保育環境を目指して

静かな住宅街に佇む「かえで保育園妙典」。最寄り駅から徒歩圏内と便利な立地ながらも、すぐそばに緑溢れる公園がいくつもあり、日々の外遊びを通して四季折々の自然と触れ合えます。
地域とのつながりも深く、自治会と一緒に行事を開催したり、昔ながらの遊びを教わったりと、地域全体で子どもたちの成長を温かく見守っています。

保育環境にも力を入れている同園では、開園当初から窓にロールスクリーン〈ソフィー〉の〈スマートコード式〉を採用しています。

〈スマートコード式〉とは、「誰もが安心して使えるものをつくりたい」という思いから生まれたニチベイ独自の操作方式。操作コードが高い位置にあり、コードもループ状になっていないので、子どもたちがコードに絡まる心配がありません。高い安全性が評価され、グッドデザイン賞とキッズデザイン賞を受賞。現在では、数多くの保育施設に選ばれています。

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  • 「一般的なチェーンタイプは園児の絡まり事故防止のため、操作するたびにチェーンを束ねる必要があります。けれども〈スマートコード式〉は、コードを束ねる手間もなく、開け閉めも簡単で、とても使いやすいです。
    また、カーテンはほこりが付きやすくて頻繁に洗濯しなくてはなりませんが、ロールスクリーンは軽くはたきをかけるだけなので助かります」と伊藤先生。

  • 「〈スマートコード式〉は子どもがコードに触れる心配がないので安心です」と先生方に大好評

子どもたちにぐっすりと眠ってもらうために

今回、新たに窓まわりアイテムを設置したのは、保育室内の天井近くにある小窓です。この窓は「排煙窓」といい、火災時に発生する煙を外へ逃がす目的で設けられたもの。緊急時に速やかに開けられるのであれば、窓まわりアイテムをつけても問題ないものの、安全面を考慮し、これまで何も取り付けていませんでした。
しかし、西日が強く、園児たちのお昼寝の妨げになっていたため、ロールスクリーンを取り付けることに。

「ロールスクリーンがついてから、西日のまぶしさが全く気にならなくなりました。掃き出し窓と同じ生地を使っているので、後から取り付けたとは思えないほど自然に空間になじんでいます」

さらに、こちらの園では西日対策をより効果的にするためにオプションの〈木目調フロントカバー〉も追加。セットフレームと巻取り部の隙間からの光漏れが抑えられ、園児たちもぐっすりと眠れるようになったといいます。
操作方式は掃き出し窓と同じ〈スマートコード式〉に。コードの長さは教員の手が届く高さに調整しており、万が一の際も素早くスクリーンを上げられます。

  • 既存の窓枠の色とぴったり合っている〈木目調フロントカバー〉。ブラケットや生地巻取り部を覆い隠し、すっきりとした見た目に
  • 子どもたちには手が届かない高さにグリップ位置を調整。もしものときは、操作コードを引くだけですぐにスクリーンが上げられる

外からの視線を気にせずに読書を楽しめる場にしたい

2階の廊下の一角には、図書コーナーが設けられています。棚には絵本がずらりと並び、壁には先生方による手描きのイラストが飾られた、温かみのある楽しい空間です。

「図書コーナーは子どもたちにとってお気に入りの場所ですが、向かいの建物が近く、外からの視線が気になっていました。とはいえ、ロールスクリーンを下ろすと室内が暗くなってしまい、どうしたらよいか悩んでいました」。

そこで、細やかな調光と視線のコントロールが可能なウッドブラインドを追加で設置しました。外からの視線を遮りつつ、読書に適した自然な明るさを確保。ウッドブラインドならではの天然木の温かみが、本を楽しむ子どもたちに優しく寄り添います。

「空間がパッと明るくなりましたね。向かいの建物からの視線も気にならなくなり、安心して子どもたちと過ごせます」と伊藤先生も嬉しそうです。

  • ウッドブラインドの〈スマートコード式〉は、コード止めを引くだけで簡単に昇降できる
  • 事務所にも同じウッドブラインドを採用。「今まで光がとてもまぶしかったのですが、ウッドブラインドのおかげで事務作業が快適になりました」

今回選ばれた〈クレールグランツタッチ〉は、スラット(はね)にコード穴がない最上位モデル。ブラインド特有の丸い光漏れがなく、子どもたちは読書に集中できます。
操作方式はこちらも〈スマートコード式〉。コード止めを引くとブレーキをかけながら下降する自動下降式で、障害物に当たったときにストッパーが作動する障害停止機構も付いています。さらに、操作部は抗菌・抗ウィルス仕様で、衛生面にも配慮しています。

かわいい色で明るさをプラスして、トイレを“怖くない場所”へ

2階のトイレの小窓にも新しくロールスクリーンを取り付けました。毎日、床や壁、便器、スリッパまで丁寧に拭き掃除を行なっている同園では、ロールスクリーンも水拭き可能な〈グラミネートペール〉を選定。ピーチ、グリーン、オフホワイトの3色を組み合わせて、明るくかわいらしい雰囲気に仕上げました。

「なかにはトイレを怖がる子もいるのですが、かわいい色のロールスクリーンがあることで、少しでもトイレが嫌な場所にならなくなればなと。『かわいい』と喜んでいる子どもたちの姿を見ると、設置して本当によかったと思いました」。

  • 抗菌・抗カビ効果のある〈グラミネートペール〉。表面は滑らかで水拭きしやすい
  • 〈グラミネートペール〉は、ガラス繊維にPVC(ポリ塩化ビニル)を両面ラミネート加工した遮光生地です。水拭きをはじめ、抗菌・抗カビ機能がついていて、高い衛生性を求められる保育施設におすすめです。

まとめ

普段はあまり意識されない窓まわりですが、安全性や衛生面、プライバシーの確保など、保育環境を支える大切な要素のひとつです。窓まわりに少し目を向けてみることが、“安心できる空間づくり”へとつながっていきます。

2025.07.17 公開

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