ニチベイ デコブラインド
コンペティションとは?
ニチベイが産学協同で取り組んでいる「ニチベイ デコブラインド コンペティション」は、インテリア業界の発展、そして、業界で将来の活躍を期待される学生にブラインドの魅力、可能性を感じてもらいたいとの願いを込めて開催しております。
今回、東京家政学院大学のコンペティションでは、自由に装飾したブラインドを自宅等に設置して写真を撮り、機能性やインテリア性についての検証結果をプレゼンしました。文化学園大学のコンペティションでは、同大学の学生や近隣の方が多く利用する「Bun cafe」に設置するための「デコブラインド」をデザインし、 実物を制作しました。
作品紹介
「リスと暮らす部屋」
作:鈴木諒奈さん
審査員寸評
共⽤廊下に⾯した窓は⽇差しも⼊らず開けることもない。何も付いてない窓がガラリと変わった。ベッドカバーの柄をイメージし⽢過ぎない⼤⼈っぽい配⾊でリスが遊ぶ枝をブラインドにデザインし、デスクや壁、チェストへもコーディネートされた⼤変完成度の⾼い作品。様々な⾓度で撮影しよく観察していてる。写真も奇麗。
「女性らしさ」
作:渡綺佳さん
審査員寸評
グレーの壁紙、⽊製の窓台などモダンなインテリアに合わせたとてもお洒落な窓辺になった。出窓はものを飾るのでその配置も計算したデザインが効果的。ショーウインドーに使いたくなるような作品。モチベーションが上がる⽂字を⼊れたのも作品への思いが感じられてとても良い。
「泡」
作:今中菜々美さん
審査員寸評
洗濯機の前に置かれた洗剤のボトルを活かしそこから⾶び出した泡をデザインしたアイディアが良い、またネイビーのスラットに⽩やシルバーの細かい泡がデザインされた⼒作。⼩さな窓の額縁の中でデザインの⼤きさや配置のバランスが良い。⽇差しを浴びて変化する泡の様⼦を楽しんでいる写真も良かった。
「フレーム」
作:舘野沙織さん
審査員寸評
賃貸でも楽しめるインテリア。諦めていたインテリアに⼿を掛けベッドの位置などレイアウトも変え、明るく活動的な部屋になった。⾚いギターや本を飾ってコーディネートも⼯夫した事が⼤変に良い。同じデザインで⾊違いのマステを上⼿に使い分けフレームの遠近感を表現。壁に掛けたかったフレームをブラインドの中に表現したアイディアも⾯⽩い。
「感謝」
作:福士七海さん
審査員寸評
両親への「感謝」が良く伝わる感動的な作品。ハワイで撮った両親の写真をシルエットにしブラインドに表現、スラットの回転により⼣⽇の海辺や⻘空を⼊れたり⾵景を楽しんでいる。テレビなど画⾯に映っているものが多くもう少し⽚付けると作品が良く⾒えるのでそこが勿体ない。
「春の訪れ」
作:石井公佳さん
審査員寸評
介護が必要な祖⺟、それを⽀える祖⽗への温かい思いやりが感じられる作品。窓や⽇差しの観察、出来上がったデコブラインドが祖⺟の視線でどう⾒えるかなどとても細かく観察している。照明の⾊を変えるなどの⼯夫も素晴らしい。⻑押や窓枠にも綿⽑を⾶ばしているところも可愛らしい。作品の背景である家族への思い、細やかな観察、丁寧なプレゼン、お⼿本となるような内容。
- デコブラインドでカフェ空間の窓を装飾 -
飲食空間・公共空間であるカフェにふさわしいデザインを考えました。
コンセプト:ダイヤログ

- 会話やため息、音楽が調和してカフェの雰囲気を作る。
- 右から左へ会話が広がり流れていく様子をイメージし、上から見たカフェのテーブルをモチーフにしていろいろなお客さんの会話を柄で表現した。
- 会話をしたり作業をしたり、それぞれの使い方で楽しんでほしい。
コンセプト:Around the Woods

- カフェの家具のほとんどは木で作られ、コーヒーの香りはカフェの中に漂っている。そこで、森と空気の流れをモチーフにすることでカフェの雰囲気を表現した。
- 白樺はタバコ(大人)をイメージ。葉っぱは息を吐く感じをイメージした。
- 空気の流れは茶色はコーヒーの香り、青色は気持ちを落ち着けるイメージをつなげる。