
喧騒をものともせず渋谷でまどろむ“暮らすような滞在”

「デラックススイートキング」のリビング。2面の大開口窓から自然光がたっぷりと入り、明るく開放的な空間
100年に一度という大規模再開発が進む東京・渋谷。さまざまなジャンルの宿泊施設が続々と登場するなか、渋谷という街に泊まるという新たな体験を誘うのが、2024年2月にオープンした「ハイアット ハウス 東京 渋谷」だ。
JR渋谷駅からペデストリアンデッキを歩くこと約5分、新複合施設「Shibuya Sakura Stage」内の、1~3階と6~16階を占める。コンセプトは「暮らすように泊まる」。16階のロビーへと足を踏み入れると、窓の外には緑豊かな「ルーフトップガーデンテラス」が広がり、渋谷の喧騒と隔絶される。このフロアには宿泊者専用のインドアプールもあり、昼夜で印象の変わる眺めを楽しみながら泳いで、リフレッシュするのもいい。

上級客室の窓まわりは電動操作。ベッドサイドのスイッチでスクリーンを上げれば、シアーカーテンが朝日を柔らかく通し気持ちのよい目覚めに
客室は最小でも32m2以上のアパートメントタイプ。家具もインテリアもシンプルで、各所に配されたブルーが印象的だ。都心で暮らすように滞在しながら、上質なサービスと心地よいリラクゼーションスペースで日々をリフレッシュしたい…、そう思い立ったら眺望のよさが自慢の「デラックススイートキング」を予約しよう。85m2という広さ、コーナーに位置し、大きく取られた2面の窓からは、たっぷりの日差しが降り注ぐ。窓辺に立てば、これまでに経験したことのない渋谷の街の風景を見ることができる。

遮光のロールスクリーンを下ろせば、トレンドの発信地「渋谷」の刺激的な街並みから離れた、プライベート空間に

シアーカーテンと「ガイドレールタイプ」のロールスクリーンは全室共通のレイアウト
夜になると、窓の外に広がるのは活気あふれる不夜城。それも存分に楽しんだ後は、遮光のロールスクリーンを下ろせば、刺激的な街の雰囲気をシャットアウト。プライベートな空間へと変わり、静かに過ごすことができる。

生地を左右のレールに挿通させた「ガイドレールタイプ」のロールスクリーンは、生地と窓枠のすき間からの光漏れを防ぐ
寝心地のいいベッドでゆっくりと眠り、朝、目覚めたら、ベッドサイドのスイッチを入れてロールスクリーンを上げる。そうすれば、シアーカーテン越しの優しい朝の光で満たされる。
※この記事は、「月刊ホテルレストラン」第1巻8号に掲載された原稿を再構成したものです。