
雄大な自然美を仰ぎ見る窓辺から
箱根・強羅の四季折々の光を愛でる
ホテルインディゴ箱根強羅

箱根の魅力を伝えていく場にしたい

昔ながらの風情が今も残る温泉地、神奈川県・箱根。中でも強羅は、山と水が織りなす自然美、そして坂が多く起伏に富んだ街並みという独特の魅力がある。春には桜並木に彩られる早川沿いに建つのが、「ホテルインディゴ強羅」だ。コンセプトは地元の魅力を映し出す“ネイバーフッドストーリー”。この地に息づく魅力を掘り起こし、ゲストに箱根の魅力・楽しみ方を提案する。
寄木細工の文様が溶け込むレストラン&バー

古い日本家屋を思わせるエントランスを抜けて中に入ると、囲炉裏をモチーフにモダンにデザインされたレセプションがある。さらにその先に目を移すと、天井までの大きな窓が一面に配されたレストラン&バーが迎えてくれる。天井やバーカウンターに施された和の様式のオマージュである箱根の伝統工芸、寄木細工の文様が自然に溶け込み、新しいスタイルのブティックホテルの魅力を最大限に感じられる空間である。

箱根の主要エリアを縫う早川に面したリバーサイドキッチン&バー

リバーサイドキッチン&バーの個室には、遮光生地のロールスクリーンも設置
早川に臨む大開口の窓には、プレーンスタイルで仕立てた電動ローマンシェードを設置。壁面スイッチによるリモート操作で、食事中のゲストを煩わせることなく昇降でき、ホテル側のオペレーション効率にも貢献している。朝はシェードを全開にして早川の輝きを間近に感じながらのモーニングを。午後はシェードを下ろし、日差しを温もりに変えた窓辺でランチ。夕暮れにはバーで食前の一杯といったように、時間帯に応じた楽しみ方ができる。
モダンに解釈された日本の伝統美

客室は障子など日本の伝統美を配しつつも、鮮やかなカラーやモダンなパターンのファブリックで彩られている。和モダンと言うより、日本の伝統美を限りなくモダンにした新しいインテリアといった趣きである。昔の強羅の街のモノクロ写真を用いたベッドボードは、楽しい仕掛けが散りばめられたアートにもなっている。「ゲストを楽しませたい」というホテルの意向が存分に感じられる。
客室に設えられている温泉風呂で、思う存分に湯浴みが楽しめるのもこのホテルならでは。春には桜、夏には青々とした緑、秋には紅葉と季節毎に異なる景色を堪能できる。

コーナースイートの客室露天風呂

左右のガイドレールにより光漏れを低減できる
コーナースイートの客室露天風呂を仕切るのは、ロールスクリーン「ソフィー ガイドレールタイプ電動式」。遮光生地を左右のガイドレールに挿通させるなどの光漏れ対策により、ゲストの安眠を叶える。

自然光を浴びながら湯浴みができる
デラックスルームの窓に面した客室内バスルームには、電動のウッド調ブラインドが採用された。耐水・防炎性能を有したスラットをはじめ、金属部品には防錆加工、モーターとコネクターには防水処置を施すなど、水まわり用途に合わせてカスタマイズしている。スラットを水平にし、自然の光を浴びながら天然温泉に浸かるのは至福のひとときだ。
※この記事は、「週刊ホテルレストラン」第55巻14号に掲載された原稿を再構成したものです。