バーチカルブラインドとカーテンの併用で
大人なくつろぎ空間を演出する
インテリアスタイリスト/コーディネーターとして活躍するCさんのお宅は、植物やサステナブルな素材を取り入れたスカンジナビアモダンスタイル。そんな素敵な空間に、最近新しい窓まわりアイテムを取り入れました。
今回は、コーディネートの実践の場にもなっていると言うCさんのご自宅を訪ね、癒しのインテリアとセンスが際立つ窓まわりを見せていただきました。
植物やサステナブルな素材を取り入れた癒しの空間
昔からインテリアが大好きで20代で自分の家を建てたCさん。好きが高じて、現在はインテリアスタイリスト/コーディネーターとして活躍しています。
自宅のインテリアは、グリーンをテーマカラーにしたスカンジナビアモダンスタイル。中でもお気に入りは、スウェーデン出身のデザイナー、イルゼ・クロフォードがイケアとコラボレーションしたダイニングテーブルやチェア、小物など。竹やコルクといったサステナブルな素材を使っているところもポイントだとか。そこに植物、旅の思い出を取り入れ、自分だけの癒し空間をつくり上げています。
センスが際立つバーチカルブラインドとカーテンとの重ね使い
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「たくさんの人にインテリアの良さを伝えるべく、自分の家はコーディネートの実践の場にもなっています」と話すCさん。
リビング・ダイニングの掃き出し窓には、今回新しくニチベイのバーチカルブラインド「アルペジオ」を窓枠内にすっきり収めました。ドレープは既存のカーテンでデコレーションを楽しみつつ、バーチカルブラインドをレースにすることで、ルーバー(はね)の向きによる光の入り方の変化を自在に楽しめます。また、縦のラインを入れることで、部屋全体が引き締まった印象に。 -
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生地は、裏面に光沢糸を編み込むことで、太陽光を反射し日中の室内を見えにくくする「ミラーレース遮熱」シリーズの「ホワイト」をチョイス。レースの軽快さを損なわないように、ルーバーのウエイトを包み込むシンプルな縫製仕様のミニマルスタイルを選びました。
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柔らかい光と空気感に包まれたダイニングスペース横の窓には意匠性に優れたプリーツスクリーン「もなみ」を設置。生地は、麻糸を荒く織り立てたような風合いと光沢感が魅力の「リーチェ遮熱」の「ピュアホワイト」。プリーツ加工の折り目が生み出す立体感は、生地の風合いを際立たせ、洗練されたデザインに。スカンジナビアモダンスタイルのインテリアとも好相性です。
高い省エネ効果で、仕事環境も快適に
北側に位置するストックルームの窓には断熱効果のあるハニカムスクリーン「レフィーナ25」を選びました。ハニカム中空構造による空気層で高い省エネ効果を発揮。断面はD型セルを採用したことで生地の重みによって起こる形状変化が少なく、美しいプリーツラインを保ちます。
ハニカムスクリーンの美しいプリーツラインがレ・クリントの照明「172」とも相性抜群。統一感のある空間に仕上がりました。
エコ素材の竹を使ったリゾート感あふれる寝室
2階の寝室の連窓には以前から気になっていたウッドブラインド「クレール」を設置。より自然な風合いが楽しめるよう、スラット(はね)は「バンブー」シリーズの「アーモンド」をチョイスしました。竹の温かみを感じる質感と、風合いを生かした塗装は、リゾート感のある寝室のインテリアとマッチしています。
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「竹は見た目だけでなく、成長が早く環境にやさしいエコ素材としても気に入っています」とCさん。 連窓間の隙間を考慮しつつ、ブラインドの収まりがキレイに見えるよう商品サイズを設定したのもポイントです。
家を心地よくすることは幸せにつながる
「家を心地よくすることで、エネルギーチャージでき、幸せにもつながる」と話すCさん。各部屋の窓まわりも、それぞれ共通のテーマ、色、素材感のものを使用して統一感が出るようにしているのはさすがです。
まとめ
※この記事は「北欧テイストの部屋づくり」no.41に掲載された原稿を再構成したものです。
2024.4.15 公開
光や視線のコントロールが得意なブラインドと、デコレーションが得意なカーテン。異なる窓まわりアイテムを組み合わせながらも調和のとれたコーディネートで、大人なくつろぎ空間を演出してみてはいかがでしょうか?