思いを『つなぐ』先輩たちのインタビュー
開発生産本部
商品開発部 電動課
R.Y
♯ニチベイを選んだ理由
大学時代は建築学を専攻。もともとは家の内装に興味があり、内装やインテリア、室内環境などを学んでいたのですが、インテリアの授業を通して、光の取り入れ方によって室内環境を快適にできる「ブラインド」に興味が湧き、ニチベイに入社することを決めました。
入社後は商品開発部の電動課に所属し、大型電動ブラインドを一括で制御する中央制御ソフトの開発を担当しています。何十フロアもある大きなビルは、納められているブラインドの数も膨大です。1台ずつ操作するのは大変なので、各ビルには一括で制御できるシステムが備わっているのです。ソフトウェアの開発は大学時代の勉強と異なるITの知識が必要なので最初は覚えるのが大変でしたが、新しい知識が増えるほどできることも増えていくので、学ぶことがどんどん面白くなっていき、ここまで続いてきました。
♯仕事のやりがい
基本的には共通の制御ソフトをさまざまなビルに納めていますが、お客さまからオリジナルの機能をつけてほしいと要望をいただいた場合は、そのビル専用のソフトを開発します。お客さまが欲しい機能をどうプログラム上に表現するかが、開発において難しいところ。私たちのクライアントはビルのオーナーさまやゼネコンさまですが、実際に制御を使うのはそのビルで働く人々。ソフトを操作する方やそのビルで過ごす人々にとっての快適さも意識してつくらなければ、本当の意味でお客さまの要望を落とし込めたとは言えません。開発だけではわからない部分もあるので、営業などさまざまな部署を含めて、落とし込み方を話し合い、一つのソフトを作り上げていきます。新しいソフトを納めるときはいつも緊張しますが、納めた後に不具合もなく、お客さまから「欲しかった機能が叶った」と喜んでもらえたときは、つくり甲斐がありますね。「日がでたら勝手にブラインドが下がる」といった機能はビルで働く人々にとって設備の1つにすぎませんが、自分の手掛けた制御が人々にとって生活の一部になり、快適な日常を支えていることが嬉しいです。
♯これからの目標
現在の中央制御システムは1台のパソコンでしかブラインドを制御・監視することができませんが、今後はユーザー一人ひとりのスマートフォンやパソコンからシステムにアクセスし、近くのブラインドの状況を調べたり、操作することも可能になるのではと思います。それを実現するためには、スマートフォンや通信の仕組みなど新たな分野の知識が必要ですが、時代が進めば当然新しい技術も増えていくので、学び続けなければモノづくりの進歩に置いていかれてしまいます。IT業界は10年20年で今ある知識が使い物にならなくなるような変化の激しい世界。ニチベイにはITや電動ブラインドの黎明期から技術の進化に適応し、新しいものをつくり続けてきた先輩方が大勢いるので、私も先輩方のように新しい技術や情報を常に学び、とりいれていける開発者でありたいと思います。