あなたはセンターレース派?バックレース派?
バーチカルブラインドの人気スタイルを徹底解説!
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- バーチカルブラインド「アルペジオ」センターレーススタイル/バックレーススタイルはグッドデザイン賞を受賞しています。
洗練されたお宅でよく見かけるバーチカルブラインドは、窓まわりアイテムの中でもとくに人気があります。
そんなバーチカルブラインドにレース付きの「センターレーススタイル」と「バックレーススタイル」があるのはご存知でしょうか?
「まったく知らない」「名前は知っているけれどよく分からない」という方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は、2つのスタイルの特徴やメリット、デメリットについて徹底解説します。
バーチカルブラインドとは?
短冊状になったルーバー(はね)をレールに吊り下げているバーチカルブラインド。太陽高度が低い北欧が発祥と言われ、水平方向からの光や視線の調節に優れています。
ルーバーの角度を変えて、強い陽射しや外からの視線をカットしたり、ルーバーを左右または中央に寄せて開閉したりします。カーテンのように横方向に動くので、ブラインドになじみのない方にも扱いやすいでしょう。
バーチカルブラインドには4種類のスタイルがあります。「シングルスタイル」と「モアラップスタイル」は1種類のルーバーで構成されたシンプルなデザインで、光と視線を程良くコントロールできます。
「センターレーススタイル」と「バックレーススタイル」は、どちらも不透明ルーバーにレースルーバーを組み合わせて採光とプライバシーを両立。デザイン性と機能が評価され、それぞれグッドデザイン賞を受賞しています。
センターレーススタイルとバックレーススタイルの違い
センターレーススタイルとバックレーススタイルは、ルーバー幅のバリエーションやデザイン、適した設置環境が異なります。
ここからは、それぞれのスタイルについてご紹介します。
奥行きがコンパクトなセンターレーススタイル
センターレーススタイルとは、不透明ルーバーとレースルーバーを交互に組み合わせてプライバシーを高めたスタイルのことです。2種類のルーバーの角度を変えて調光します。不透明ルーバーの幅は100mmと125mmがあります。
メリット1視線をカットしつつ、陽射しは採り入れられる
不透明ルーバー間の隙間を埋めるようにセンターレースルーバーを配置し、陽射しを採り入れつつも視線はしっかり遮ります。
センターレースルーバーは回転軸に組み込まれたスプリングの作用で、不透明ルーバーの回転に滑らかに追随するので、大きな隙間が空くことはありません。
メリット2外からの視線と強い陽射しから守る
センターレースルーバーには「ミラーレース遮熱」を採用。生地の裏面にある光沢糸が光を乱反射させ、日中の室内を外から見えにくくする効果があります。また、繊維に含まれる特殊な金属酸化物が日射熱を反射し、室内の温度上昇も抑えてくれます。
昼間の屋外からの見え方
メリット3奥行きがコンパクト
センターレーススタイルは奥行きがコンパクトです。有効奥行きが120mm(145mm)以上あれば設置でき、ブラインドボックス内にも納められます。
デメリットたたみ代が大きい
- 不透明ルーバーとセンターレースルーバーの2種類が重なるため、シングルスタイルよりもたたみ代がかなり大きくなります。少しでもたたみ代を小さくしたい場合は広幅の125mmルーバーがおすすめです。商品サイズによっては、100mmルーバーに対し最大15%もたたみ代が軽減します。ルーバーの数も減り、すっきりとした窓辺になります。
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たたみ代が小さく、見た目すっきりなバックレーススタイル
バックレーススタイルとは、不透明ルーバーとレースルーバーをL字に組み合わせて、眺望と採光、視線をコントロールするスタイルのことです。2種類のルーバーは約90°で固定され、調光の際もL字のまま回転します。不透明ルーバーの幅は75mmと100mmがあります。
メリット1選べる3種類のバックレースルーバー
バックレーススタイルもセンターレーススタイル同様、採光とプライバシーを両立できます。不透明ルーバー全開時、バックレースルーバーが窓に対して水平になるため、視線を遮りつつ眺望を確保します。
バックレース生地はプライバシーを守る「ミラーレース遮熱」、UVカットに優れた「ルーテ遮熱」、繊細な透け感の「ベーネ」から環境やインテリアテイストに応じて選べます。
メリット2全閉時の見え方が美しい
全閉時、センターレーススタイルはセンターレースルーバーが部屋側に見えます。一方でバックレーススタイルは、バックレースルーバーが部屋側には露出せず、洗練された雰囲気を演出します。各ルーバーの全閉時に、ルーバー同士が隙間なく重なるところも美しく見えるポイントです。
全閉時の見え方
メリット3たたみ代がコンパクト
L字の状態でルーバーをたたみ込むので、センターレーススタイルよりもたたみ代が小さいのが特長です。窓を最大限広く見せたい方や横幅が大きい窓に適しています。
デメリット1奥行きが大きい
バックレーススタイルは構造上、奥行きが大きくなりやすく、100mmのルーバーでは奥行きが180mm以上要します。
奥行きがあまりない場所であれば、75mmルーバーを検討しましょう。奥行きが140mm以上あれば設置可能です。
デメリット2ルーバーの回転域が90°まで
センターレーススタイルを含め、バーチカルブラインドのルーバーは約180°回転しますが、バックレーススタイルは90°までです。陽射しを採り入れたい方向、遮りたい方向を事前に確認し、ルーバーの開口方向(右または左)を決めておきましょう。
(レールとルーバーを付け直せば、ルーバーの開口方向は変更可能です。)
番外編バーチカルブラインドのここがすごい!
バーチカルブラインドには、“あまり知られていないけれど、すごいところ”がたくさんあります。
洗濯機で洗える
- ウォッシャブル対応生地であれば洗濯できます。ルーバーを外して重ねていき、端からくるくると丸めて洗濯ネットに入れて、洗濯機の「手洗いモード」で洗うだけ。終わったら、濡れた状態のルーバーをレールにかけて自然乾燥すれば完了です。また、汚れが落ちない場合は、ルーバー1枚から購入可能です。
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お好きな色でカラーコーディネートできる
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- 同じ生地シリーズ内であれば、ルーバーの色を自由に組み合わせてオリジナルのバーチカルブラインドが製作できます。数枚色を加えるだけで印象が大きく変わるので、季節ごとに色を替えてみるのもアリ。不透明生地だけでなく、レース部分の配色も選べます。
まとめ
written by
なるほどブラインド編集部
2024.11.08 更新
奥行きに制限がある場合には「センターレーススタイル」、すっきりシンプルなデザインがお好きな方は「バックレーススタイル」がおすすめです。どちらにせよ、QOLが上がること間違いなし!ご自宅の環境やお好みに合わせて選んでみてくださいね。