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ホーム>リノベーション×窓まわりアイテムで世界観に没入できる空間づくり

リノベーション×窓まわりアイテムで
世界観に没入できる空間づくり

9年前、建築家の高橋正彦さんにフォトスタジオ兼自邸として、集合住宅のリノベーションを依頼した高野さんご夫婦。ご主人はデザイナー、奥さまの早香さんは子どものメモリアルフォトを撮るフォトグラファーとして活躍しています。
その後、早香さんのスタジオ「kobune」が軌道に乗り、商業ビルの2Fに本格的なスタジオを構えることを決意。ふたたび、高橋さんに設計を依頼しました。
今回は高野さんご夫婦と高橋さんの3人にスタジオの設計や窓まわりについて語っていただきました。

アーティストのライブからインスピレーションを得て



スタジオのコンセプトである「白夜と灯台」は、早香さんからのオーダーと伺いました。

大好きなアーティストのライブを観に行った帰りに、急にスタジオのイメージが湧いてきたんです。

セットの世界観がとても幻想的で。普通のコンサートホールだったので大掛かりなセットを組んでいた訳ではないのですが、布や照明があちこちに垂らしてあり、無機質と有機質のバランスが絶妙でした。

それがスタジオのイメージとぴったりでしたね。あと、白ホリのスタジオが大好きなので、白ホリが持つ古典的な写真館のイメージを払拭したくて。写真館で撮影すると前からしか光が当たりませんが、私はフェルメールの絵画のようにサイドからも光が入る世界を追求したかったんです。

一般的な写真館はすぐに撮影できるように予めセットを組んであることが多いですが、僕たちは二人とも飽きっぽい性格なので、毎回アイデアを考える楽しみが得られるシンプルな空間を目指しました。
お客様には写真を撮るだけではなく、スタジオ滞在中は 「kobune」の世界にどっぷり浸かり、「いい時間を過ごした」と感じていただきたいです。

灯台の方は衣装部屋なので、粗くてもアリかなと。スタジオの名前も「kobune」ですし、灯台小屋が良いなと高橋さんにお伝えしました。

早香さんから好きなアーティストのPVと「白夜と灯台をイメージしたスタジオをつくりたいです。宣言しました!もう私は後には引けません」というメッセージが送られてきて(笑)
最初は戸惑いましたが、ヒヤリングしていく中で段々と腑に落ちてきて、設計に落とし込みました。

※壁と床の境界線が緩やかで、影ができにくいスタジオのこと


  • 混じり気がない白で統一されたスタジオは白夜をイメージ。右側にある曲線の壁はお気に入りのアーティストのPVに出てきた布を表現
  • 灯台をイメージした衣装部屋。400着以上のアンティーク着物が収納されている

良いクリエーターさんは任せるのが1番



打合せ中に何か印象に残っていることはありますか?

衣装部屋のソファは私たちが依頼したものではなく、高橋さんのアイデアなんです。

材料費や人件費の高騰で予算的にも厳しかったのですが、ここにゆったりと腰かけられたら良いなと思い、ソファを提案しました。色々なところを削っているときでも、僕はのらりくらりとソファを残していて(笑)

ずっと残っていたから、よほどやりたいのかなと(笑)早香ちゃんはもっと収納がほしいって言っていたけれど、削ったら高橋さんのモチベーションが下がると思い残すことにしました。

私も収納にしたい気持ちはあったけれど、拒否する気持ちはありませんでしたね。高橋さんが要ると思うなら絶対必要なんだと。実際、お客さまはソファに座っていることが多く、この空間になくてはならないものでした。

それは嬉しいですね。お二人との家づくりは本当に自由なので、いつも楽しくて仕方がないです。

私、知っているんですよ。良いクリエーターさんは任せるのが1番良いんです(笑)

そうそう。横から口出すと、中途半端になってしまうから全てお任せした方が良いんです。それに予算も限られているから、無理を言っても仕方がないですし。高橋さんに自由に作品をつくってもらった方がクオリティの高いものができるので。

リノベーションでカバーしきれなかった窓まわりのお悩み



リノベーション後に窓まわりにお悩みがあったと伺いました。

予算が厳しかったので、当時は窓まわりまで手が回りませんでした。けれど、いざ稼働してみると、いろいろ改善したいところが出てきて……。
衣装部屋はお子さんだけでなく、大人も着替えるので周囲からの視線が気になるし、衣装の日焼けも心配でした。
スタジオはヨガ教室としても使うのですが、向かいの家からの視線やバックヤードにある撮影小物が見えてしまい、集中しづらくて。

あと、入口にはシャッターをつけていたのですが、身長的にも重量的にも上げ下ろしが辛くて、閉めなくなりました。でも、夫は防犯意識が高くて終わるたびにシャッターを閉めてしまうから、よく揉めていて(笑)

だからせめてロールスクリーンをつけたいなと。少し落ち着いてきたので、高橋さんに相談して窓まわりアイテムをつけることにしました。

ニチベイのショールームに行って三人で一緒にアイテムを決めました。衣装部屋は素材感があっても統一感さえあれば雰囲気は壊れないため、窓枠に色と質感が似ているウッドブラインドに。入口のロールスクリーンも木枠のドアと相性が良い温かみのある生地を選びました。
スタジオの窓は全部上げたときに存在感がないものにしたかったので、スラット(はね)幅が広くたたみ代が小さいよこ型ブラインドを。バックヤードは壁色に合わせたロールスクリーンにしました。スタジオは無機質な空間でまとめたため、設置するアイテムもシンプルさを重視しました。


  • スラットは「クラフトオーカー」窓枠の質感にそっくり。デザイン性を高めつつ、プライバシーもしっかり守る
  • シャッターの代わりに設置したロールスクリーン。生地はリネンのような素材感とミックスカラーが特長の「リーブル」
  • お子さまが来店されるので、操作方式は安心安全の「スマートコード式」をチョイス

  • 開放感を演出すべく、入口部分はあえて天井高を低く設定した
  • バックヤード内が見えないように、ロールスクリーンを前後に重ねて配置
  • 壁にサンプルを当てて確認して、壁の色に合うロールスクリーンを選んだそう

全てのお悩みが窓まわりアイテムで解決



窓まわりアイテムを設置した感想を教えてください。

衣装部屋は高級感が出ましたね。お子さんがメインと言いつつ、お母さんも着物を着られるので、しっかりとプライバシーが守られる空間になって良かったです。入口もシャッターからロールスクリーンに変わって上げ下げがとてもラクですね。
スタジオの方もヨガに集中できるようになりましたし、バックヤードにもロールスクリーンをつけたことで、着替えられる場所も増えました。

僕はスタジオにブラインドがついたのが嬉しかったですね。真っ白な空間なのに、黒いサッシが見えているのが気になっていたので、隠せて本当に良かったです。

衣装部屋はプライバシーと日焼け、スタジオは向かいからの視線とヨガスタジオとしての機能、入口のシャッター……。全ての悩みが窓まわりアイテムで解決しました。

  • 高橋正彦さん 「佐賀高橋設計室」主宰。住宅をはじめ、店舗やアトリエも数多く手掛けている。季節の移り変わり、風の向き、光の流れなどの自然が感じられる、おおらかで気持ちの良い空間を提案している。
  • 引田早香さん コドモ×キモノの撮影を行う、プライベートアトリエ「kobune」のオーナー兼アートディレクター。また、コドモ、ファッション、ライフスタイル、フード、知育、ブライダルなどの分野で、雑誌や書籍、LOOK BOOKなどの広告や企業の撮影も行っている。

Photo by Akiko Osaki /Written by なるほどブラインド編集部

2024.06.14 更新

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