
ガレージも生活スペースも満足させる
こだわりの窓まわり。
自邸の外壁色がご主人の愛車アルファロメオ ジュリア1300TIと奥さまのフィアット500のベージュカラーとよくマッチしているガレージハウス。
ガレージライフをより楽しむため、使い勝手やカラーにもこだわって窓辺をコーディネートした鈴木邸を訪ねた。
Contents目次
好きな色を纏う愛車と自邸

クルマ好きのためのミーティングを定期的に開催している鈴木さんは、家族4人で移動できる旧車として2009年に赤内装仕様のジュリア1300TI(1969年式)を購入した。自身で設計した家は2007年に竣工したもので、ビルトインガレージは5ナンバーサイズの趣味車に合わせたコンパクトなものだ。
自邸も愛車もフェイバリットカラーのベージュが基本色。鈴木邸のガレージや生活空間の窓辺では、機能性を求め、ニチベイのブラインド・ロールスクリーンを採用した。
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栃木県内にあるイタリアンレストランを参考に自身で設計したという鈴木邸
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気負うことなく深遠なる世界を楽しんでいる鈴木さんのカーライフは、旧車ファンのよき指標だ
愛車をいつでも眺められる窓辺に

「以前、ガレージの戸口はホームセンターで購入したウッドブラインドを使っていましたが、面積が広いので重く、ガレージ側から入る際の操作が困難でした」と鈴木さん。そこでニチベイのバトン式バーチカルブラインドに変更。カーテンのように左右に素早く開閉でき、ルーバー(はね)の角度調整も簡単。カラーや生地の質感が豊富で希望のブラウン系だけでも選択肢が多く、気に入った生地が見つかったそうだ。
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「ガレージのシャッターを開けた際に外から室内が見えづらく、室内からはガレージ内を見られるようにルーバーの角度を変えられる点が嬉しい」と鈴木さん
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ルーバーの開け方によって愛車の見え方を変化させることができる
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1本のバトンで直感的にルーバーの開け閉めや回転操作ができる
ガレージ横には書斎があり、FIX窓から愛車を眺めながら作業をされることも。ここには、ロールスクリーンを選択。バーチカルブラインドと共通生地のラインアップがあるのは嬉しいポイントだ。道路面の窓のウッドブラインドの色味も合わせ、統一感を出している。スラット(はね)にコード穴がない『クレールグランツ』にしたので、コード穴からの光漏れがなくなり落ち着いた印象になった。
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カバータイプなので巻取り部が隠れ、埃が付きにくく、上部からの光漏れを抑えてくれる
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天然木の木目を生かした、しっとり質感のスラットは、適度な立体感と高級感がある
ゲストをもてなす空間もワンランクアップ

ガレージ内の窓と出入口にはロールスクリーンを採用。ドアの開き勝手に合わせて操作位置を決めている。操作コードが生地の横側にあるため、ロールスクリーンを閉めた状態でも、屋内外どちらからも昇降できる。
裏手にある、普段使い用の車庫と直結した家族が使う玄関には、スマートコード式のロールスクリーンを設置。操作性が良いうえにコードが長く垂れ下がらず、スッキリした印象だ。いつもは使い勝手が良いようにスクリーンを全開にしているそうだが、来客の際には降ろすことで、ゲストをもてなす空間としての雰囲気をワンランク上げている。
寝室のウッドブラインドは、ワイヤーブラシ加工によるスラット表面の陰影が部屋のワンポイントになっている。開閉の動作も心地よく、時間帯によってはスラットの角度を変えて楽しんでいるそうだ。
トイレのロールスクリーンは閉めると屋外と遮断され、よりプライベートなおこもり感を演出してくれる。
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窓の隣にポストがあるため、最も人目が気になる寝室には落ち着いたウッドブラインドを選択
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壁や床、カウンターなどとのバランスを考え、カバーの色を選んだため空間によく馴染む
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壁紙に合わせグリーンカラーを選び、明るい印象に
まとめ
※この記事は「ガレージのある家」vol.51に掲載された原稿を再構成したものです。
2023.12.01 公開
窓まわりを一新したことで、さらに魅力的になった鈴木邸。
使い勝手のいい窓まわりで、これまで以上に生活しやすくなり、ゲストを迎える機会がいっそう増えることになるだろう。