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エコなのに、スマートで美しい
再生可能エネルギーで暮らす未来の住まい

光熱費高騰や異常気象など、私たちを取り巻く環境は大きく変わりつつあります。政府は温暖化ガスの排出量を削減すべく、家庭で使うエネルギーを可視化・制御する管理システムHEMSをすべての住宅に設置することを目標にしています。
今回は、屋根一体型太陽光パネルやHEMSコントローラーを手がける株式会社モノクロームの実証実験住宅を取材。同社のソフトウェアエンジニアの大川さんにお話を伺ってきました。

「エコでスマート、それでいてかっこいい住まい」を目指して

まず、モノクローム社はどのような会社ですか?

代表の梅田が自邸として、「再生可能エネルギーで生活のほとんどの電気をまかなえて、しかもスマートでかっこいい家を建てたい」という実験プロジェクトがきっかけで設立した会社です。ソーラーパネルやスマートデバイスなどの設備の販売から施工までを提供しています。

ソーラーパネルや蓄電池は、多くの工務店さんがどこのメーカーのものを選べば良いのか分からず困っています。大手のハウスメーカーでしたら、電気使用量や熱流入のシミュレーションなども行えますが、個人で設計・施工をされている方では対応できません。

僕たちは、そういったお困りの方々と一緒に家づくりをしていきたいんです。実証実験住宅では、空調や換気の設計、電気配線、必要な発電量の試算まですべて行いました。その知見を生かしたアドバイスができると思っています。
富裕層だけではなく、多くの方に最適なエネルギーマネージメントができる家に住んでいただくことを目指しています。

最先端技術と洗練されたデザインのスマートハウス

この実証実験住宅の特徴を教えてください。

まずは、ソーラーパネルです。一般的なソーラーパネルは青く見えたり、格子状の模様が入っていたりしますよね。この家には、僕らが開発した『Roof-1』を搭載しています。屋根材と一体化させた黒いソーラーパネルで、周辺の金属屋根やパーツもすべて黒にして洗練されたルーフデザインを実現しました。発電効率は一般的なものと同等です。発電されたエネルギーは蓄電池に入り、発電しなくなる夕方以降に使用します。


  • あと、普通の住宅ですと壁に照明のスイッチや給湯器、インターフォンのモニターがありますが、この家にはありません。キッチンにあるタッチパネルやスマートフォンで、照明やブラインド、エアコン、床暖房、お湯張りなどをすべて操作できます。
    発電したエネルギー量や使用量の確認や、太陽光発電と商用電源の使い分けも可能です。たとえば、お湯を沸かすのはすごくエネルギーがかかるんですね。ここでは、たくさん発電をする昼間にお湯を沸かして、電気をなるべく購入しないようにしています。

  • キッチンにあるタッチパネルで電気の使用量の確認や制御をはじめ、ロールスクリーンの開閉まで行える

断熱性能の高さもエコな暮らしには欠かせない要素です。太陽光発電はどうしても発電時間と総量に限界があり、なるべく電気使用量は抑えなくてはなりません。とはいえ、IHや食洗機、洗濯機などの使用を我慢したくないですよね。そうなると、節制できるところは空調部分。夏は涼しく、冬は暖かい家にしなくてはなりません。
この家は、壁の断熱材をはじめ、窓の断熱に非常に力を入れています。窓は三重窓で樹脂サッシを採用。壁に近い断熱性能があり、14畳用のエアコン1台だけで快適に暮らせます。当然室外機も1台しかなく、排出している熱も大幅に減らせます。


右上に見える小さなエアコン1台だけで、真夏も快適に過ごせる

何ひとつ我慢しない理想の住まい

現在、大川さんは奥さまと愛猫のおもちちゃんとこちらの実証実験住宅にお住まいとのことですが、実際に暮らしてみていかがですか?


  • 電気代が安く済むのは非常に嬉しいですね。特に今電気代がかなり上がっているので、助かります。少し雨の日が続くと電気を買わなくてはいけないため、完璧にゼロの月はありませんが、今(真夏)だと自給率はほぼ100%です。梅雨の時期は80%、気候の良い春だと90%程度の電力がまかなえています。

  • スマートフォンでも発電や充電状況、消費電力をリアルタイムで確認できる

あと、思いのほか電気を自由に使えているなと。昔のエコハウスだと、電子レンジとドライヤーを使うとブレーカーが落ちていましたが、この家ではまだ一度もありません。エコだけれど、我慢はしていない。デザイン的にもかっこいい家だと思いますし、何一つ妥協したところがありません。

窓辺の電動化で生活の質が向上する


※現行のロールスクリーン「ソフィー」は、ウエイトバーの形状が異なります。

こちらの住宅は、どの窓にも電動のスクリーンが取り付けられています。どうして、窓まわりアイテムすべてを電動にしたのでしょうか?

窓まわりアイテムを電動にすると、生活の質を上げられます。朝は起床時刻になると、寝室のロールスクリーンが自動に上がり、日の光で目覚められます。僕はこの家で暮らし始めてから、アラームをかけなくても起きられるようになりました。仮に二度寝をしてしまっても、あまり長くは寝続けませんね。自然に目覚められるのは、とても心地が良く、一度体験すると離れがたい生活です。


朝になるとトップライトのロールスクリーンが上がり、自然と目覚められるそう

夕方になれば、すべてのスクリーンが自動で下がるので、自分で歩き回って閉めるストレスから解放されます。日中に出かけていて夜まで帰れなくても、スクリーンが勝手に閉まるため、防犯対策としても有効です。
また、電動ですと操作用のコードやチェーンがなく、住まいをより美しく見せてくれます。

デザインも性能もコストも優れたニチベイの電動ユニット

窓まわりは全てニチベイの電動アイテムが選ばれています。採用した理由を教えてください。

ニチベイのモーターユニットは、操作音が静かな上に、電動部が非常にコンパクトなんです。ブラインドボックスがない場所につけても、ほとんど気になりません。
そこが僕たちの『デザインをいかに損なわずして、快適な暮らしをするか』というスタンドポイントにマッチしていました。住宅の窓は数が多く、現実的なプライシングだったのも選定理由のひとつです。

この家は当初、断熱性能を重視して遮光のロールスクリーンで統一していました。けれども、間仕切りのあるオンラインミーティングルームは狭さが際立ってしまったり、日中も暗すぎたりとあまり居心地が良くなくて……。あとから、この部屋の窓とリビングの掃き出し窓を透け感のある生地のプリーツスクリーンに変更しました。

少し光が感じられるだけで、印象がガラリと変わったのには驚きました。夜間、外から見たときにも光がふんわりと灯っていてキレイなんですよ。
ニチベイは生地のバリエーションが豊富で、幅広い選択肢から自分の暮らしに合うものを選べる点も良いなと思います。


人通りの多い道路に面したオンラインミーティングルームは、不織布のプリーツスクリーンをチョイス。視線を遮りながら、室内に光を導く
まとめ

まだまだなじみの薄いHEMSですが、導入を検討している方が少しずつ増えてきているそうです。消費電力の把握はもちろん、電気を効率良く使えるように家の断熱性能を高めることが大切です。
「エコだけれど、我慢はしない。」人も地球も満足する暮らしこそが、未来の住まいの形なのかもしれません。

  • 株式会社モノクローム 環境にやさしく、デザイン性にも優れた住まいの開発に取り組むスタートアップ企業。
    屋根一体型のソーラーパネルと次世代HEMSを開発し、照明・空調・床暖房・電動の窓まわりアイテムといった住宅設備とのリンクを実現。

Photo by Akiko Osaki/written by なるほどブラインド編集部

2023.8.30 公開

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