環境にやさしいブラインドで
北欧流サステナブルな暮らし
北欧の建築家や家具デザイナーの自邸にインスピレーションを得て、ご自宅を建てた菅野さんご家族。最近、北欧のような環境に配慮した暮らしに憧れて、カーテンからサステナブルなブラインドに替えたそうです。
今回は菅野邸にお伺いし、こだわりのインテリアと環境にやさしい窓まわりアイテムを見せていただきました。
北欧のクラフトマンシップに感銘を受けて
北欧家具のデザイン性の高さや物づくりに対する姿勢に感銘を受け、マイホームを完成させた菅野さん。北欧の建築家やデザイナーの自邸を参考に、全体的な色のトーンから、素材感、機能的なディテールまで、細部にこだわりました。
リビングの床は、オーク材のヘリンボーン張り。一枚一枚職人が手作業で張り合わせた美しい仕上がりです。家具は菅野さんが少しずつ集めてきた北欧のビンテージ家具で構成。天井にはレ・クリントやアルテックの照明を吊り下げ、上品でクラシカルな雰囲気を漂わせています。
窓辺から考える環境と暮らし
- 窓には、これまで遮光カーテンを付けていましたが、木目の美しいニチベイのウッドブラインドで雰囲気を一新。スラットやボトム部分には環境に配慮したFSC®認証材(FSC®C171467)を使用した「フォレスト」シリーズを選びました。この森林認証は持続可能な森林活動と保全を目的とした「適切な森林管理」を認証する国際的な制度で、消費者は認証を受けた商品を選ぶことで、世界全体の森林保全へとつながっていきます。
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ツヤを抑え、しっとりとした木の温かみを感じる質感と、木目を生かした塗装で、天然木の美しさを表現。調和のとれた窓辺を演出してくれます。
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「朝起きて、ブラインドを開けて光を取り込むのが日課です。日中はブラインドを閉めて、スラットの向きを変えて光を調整しています。操作も簡単で、片手でできるのが嬉しい」と菅野さん。ブラインドに変えたら部屋がすっきりしたので、壁にアートと最近一目惚れして買ったポール・M・ヴォルタの椅子を置きました。
窓辺から変わる暮らし。それは豊かな北欧の暮らしそのものです。 -
北欧のように冬でも暖かな住まいに
道路や隣家の灯りと冬の寒さが気になっていたという玄関には、断熱効果のあるハニカムスクリーン「レフィーナ25」を設置しました。窓が大きくないので、ヘッドボックスがわずか23mmと薄いコード式をチョイス。窓枠内にすっぽり収め、すっきりとした窓辺を演出しています。
生地はアースカラーが北欧インテリアとも相性の良い「ハルパ」シリーズ。自然が作り出す砂丘の美しい波紋をイメージした新柄で、ハニカムスクリーンが持つ規則正しい折り目の美しさとマッチしています。
寝室の窓は、玄関のタイプよりもセルが大きいハニカムスクリーン「レフィーナ45」にしました。元からあったシェードカーテンとの併用で、夏の暑さと冬の寒さを効果的に遮断します。操作はシェードカーテンのコードと絡まらないようにコードレス式に。ボトムのグリップを上げ下げするだけで、スクリーンの開け閉めができます。
ブラインドで窓に機能性と豊かな表情をプラス
1階のトイレと洗面の窓はすりガラスのため、当初は何も付けていなかった菅野邸。「昼間は明るいので気にならないのですが、夜間は窓全体が真っ黒になるのが気になっていた」と新たにベネシャンブラインド「セレ-ノ25」を取り付けました。スラットの角度を調整して光を採り入れたり、遮ったり。平面的だった窓に豊かな表情が生まれました。
スラットは遮熱効果と汚れを落としやすくする効果を併せ持つ「フッ素コート遮熱」。見た目はもちろん快適性も向上して、さらに居心地の良い空間になりました。
アクセントウォールになじむ窓まわり
壁の色は大好きなキャラクター「ミッフィー」をイメージ。子ども部屋は青、趣味部屋は黄色、ウィンドウトリートメントも壁の色に合わせて選びました。子ども部屋にはウッドブラインドの「クレール50」。白の中でも一番明るい「スターホワイト」を選び、爽やかで楽しい雰囲気を演出しています。
- 将来子ども部屋になる可能性もある趣味部屋には、調光ロールスクリーン「ハナリ」を設置。柔らかいファブリックの風合いで、ブラインドのようにスラット生地を回転させることで簡単に調光・眺望をコントロールできます。生地は「コットンホワイト」。黄色とも相性が良く、柔らかい光が空間をより一層引き立てます。
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まとめ
※この記事は「北欧テイストの部屋づくり」no.39に掲載された原稿を再構成したものです。
2023.8.18 公開
北欧では、物や自然を大切にする精神が根づいています。
人も地球も心地良い暮らしぶりは、現在世界中から注目を集めているそうです。
私たちも北欧の方々のようにサステナブルな暮らしをはじめてみませんか?