
「難しそう」と感じている方必見!
ブラインドの操作方法お教えします[よこ型ブラインド編]
ブラインドにはたくさんの種類があり、それぞれの特性に合わせた操作方式が用意されています。それゆえ、「ブラインドの操作って難しそう」と感じてしまう方もいらっしゃるそうです。
そこで、今回はブラインドメーカーのニチベイがよこ型ブラインドの操作方法についてわかりやすく解説していきます!
ベーシックな窓まわりアイテム“よこ型ブラインド”

よこ型ブラインドとは、水平に配置したスラット(はね)の角度を変えて調光する窓まわりアイテムです。イタリアのベニスで、水面の照り返しを遮るために使われたことが起源とされ、ベネシャンブラインドという名がつけられました。日本では、たて型ブラインドの対として、よこ型ブラインドと呼ばれています。カラーバリエーションや素材(アルミ、木、竹、樹脂など)が、充実しており、あらゆるインテリアスタイルにフィットします。
機能性にも優れており、キッチンや浴室などの水まわりにも対応した機種もあります。
よこ型ブラインドの操作方法をご紹介
ここからは、よこ型ブラインドの代表的な操作方式(電動タイプは除く)と適応アイテム、おすすめの窓を紹介します。
1見た目がすっきりワンポール式
スラットの回転操作をする操作棒(グリップ)の中に昇降コードを通した操作方式です。スラットの向きを変える時は操作棒を回転、ブラインドの昇降をする時は昇降コードを引くだけなので、悩むことなく操作できます。構造上、ブラインドを上げた分グリップの下から昇降コードが出るため、操作棒にあるフックに巻き付けられるようになっています。
ブラインドをすべて下げると、操作棒の中に昇降コードが納まり、すっきりとした意匠に。スピーディーに昇降できますが、ブラインドをたたみ上げる時の操作荷重は低減されませんので、スラットが軽量なアルミブラインドに採用されています。
- ブラインドを上げる:
昇降コード(またはコード止め)を下に引くと上がります - ブラインドを下げる:
昇降コード(またはコード止め)を少し下に引くと下がります
止めたい位置にきたら、再度昇降コードを引くと止まります
昇降操作は、昇降コードを引くごとにストップと解除が行える仕組みです
- スラットの向きを変える:
操作棒(グリップ)を回してスラットの角度を調整します
ベネシャンブラインド「セレーノグランツ」、「セレーノオアシス」、「セレーノフィット」、「ユニーク」
「popola2 アルミブラインド」
小窓、腰高窓、掃き出し窓
2迷うことなく操作できるポール式
ブラインドの昇降はコード、スラットの角度調節は操作棒で行うポール式。操作がシンプルでわかりやすく、ブラインドをあまり使った経験がない方でもすぐに使いこなせるでしょう。
昇降コードがブラインド本体よりも長く、ワンポール式と同じくスピーディーに昇降できます。しかし、ブラインドの重さがダイレクトにかかってくるので、比較的小さいサイズが向いています。
- ブラインドを上げる:
昇降コード(またはコード止め)を少し内側に引きます
上げたい位置まできたら、昇降コード(またはコード止め)を少し外側に引くと、その場で止まります - ブラインドを下げる:
昇降コード(またはコード止め)を下に引き、昇降コードを持ったまま、手をゆるめゆっくりと下げます
止めたい位置にきたら、再度昇降コードを引くと止まります - スラットの向きを変える:
操作棒を回してスラットの角度を調整します
ベネシャンブラインド「セレーノグランツ」、「セレーノオアシス」、「セレーノフィット」、「ユニーク」
小窓、腰高窓
31本のコードでラクラク操作のループコード式
ループコード式は、1本のコードでブラインドの上げ下げと調光ができる操作方式です。ヘッドボックスの中に操作荷重を低減する部品を内蔵しており、大きなサイズのブラインドや重量のあるウッドブラインドでもラクに操作可能です。一方、上げ下げにはより長くコードを引く必要があります。
操作時以外はコードクリップでコード束ねておくと、小さなお子さまやペットによる誤操作や身体に絡まる心配がありません。スラットの回転が素早くできるのも特徴です。
通常のループコード式の場合
- ブラインドを上げる:
手前側の操作コードを下に引くと上がり、引くのをやめると止まります - ブラインドを下げる:
奥側の操作コードを下に引くと下がり、引くのをやめると止まります - スラットの向きを変える:
手前側または奥側の操作コードを短く引くと、向きが変わります
自動下降式のループコード式の場合
- ブラインドを上げる:
手前側の操作コードを下に引くと上がり、引くのをやめると止まります - ブラインドを下げる:
操作コードの奥側を下に長く引くと、ブラインドが自動で下ります
途中で止めたい時は、手前の操作コードを引くと止まります※ブラインドはブレーキをかけながらゆっくりと下降します。障害物に当たると自動的に停止します。(障害物停止機構) - スラットの向きを変える:
手前側または奥側の操作コードを短く引くと、向きが変わります
ベネシャンブラインド「セレーノフィット」
スタイルブラインド「クオラ」、「クオラグランツ」
ウッドブラインド 「クレール」、「クレールグランツ」、「クレールタッチ」※、「クレールグランツタッチ」※
「popola2 アルミブラインド」
腰高窓、掃き出し窓
4リーズナブルなコード式
コード式の操作は、ブラインドの昇降を昇降コードで、スラットの角度調節を回転コードで行ないます。動き別にコードが異なるため、かんたんに操作できます。ループコード式のように操作荷重は低減されませんが、スピーディーに上げ下げできます。お求めやすい価格なのもうれしいポイントです。
コードには荷重がかかると外れる部品「セーフティージョイント」を採用し、安全対策も万全です。
- ブラインドを上げる:
昇降コードを少し内側に引きます
上げたい位置まできたら、昇降コードを少し外側に引くと、その場で止まります - ブラインドを下げる:
昇降コードを下に引き、昇降コードを持ったまま手をゆるめ、ゆっくりと下げます
止めたい位置にきたら、再度昇降コードを引くと止まります - スラットの向きを変える:
回転コードを引き調整します
スタイルブラインド「クオラ」
ウッドブラインド 「クレール」
腰高窓
まとめ
written by
なるほどブラインド編集部
2023.02.09 公開
ブラインドは操作方式が多いように感じるかもしれませんが、ベネシャンブラインドは主に3種類、スタイルブラインドとウッドブラインドは操作方式が共通で2種類と意外と選びやすいです。設置する窓に合わせて操作方式を検討してみてくださいね。