北欧インテリアは窓から。
ブラインドでかなえるヒュッゲな暮らし
雑誌に載っているような北欧インテリアにしたいのに、なかなか雰囲気が出ない――。
その原因は、窓辺にあるのかもしれません。
窓にブラインドを取り付けるだけで、北欧らしいヒュッゲな空間にぐっと近づきます。
今回は、北欧インテリアの魅力や北欧と日本の窓まわりの違い、おすすめのブラインドをご紹介します。
北欧インテリアが世界中で愛される理由

北欧とは、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドといったヨーロッパ北部のこと。冬が長く日照時間も短いため、家で過ごす時間を豊かにする工夫が育まれてきました。
そんな北欧で根づいているのは“ヒュッゲ”という考え方。デンマーク語で「居心地のよい空間」や「しあわせな時間」を意味し、心地よさや幸福感を何よりも大切にする心の持ち方、またはライフスタイルを表しています。
ぬくもり溢れる北欧の暮らしぶりは、多くの人々の共感を集め、世界中で愛されるインテリアスタイルとして広まりました。
北欧らしさをつくる4つのエッセンス

北欧インテリアには、居心地のよさをつくる4つの要素があります。
1光をデザインする
日照時間が短い北欧では、光に対する意識が高く、特に灯りにはとてもこだわっています。ソファの横、ダイニングテーブルの上、ベッドの脇など、目的に合わせて照明を点在させるのが一般的。ふんわり灯る光と陰影が、空間に豊かな表情と安らぎをもたらします。
2機能美を追求した家具
無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインの北欧家具は、美しいだけでなく、使いやすさも持ち合わせています。長時間使っても疲れにくかったり、用途に応じて形を変えられたりと、空間を心地よく使う工夫が凝らされています。
3天然素材のぬくもり
木材、ウール、リネンなどの天然素材で、暮らしにぬくもりを添えます。長く使うほど味わいが深まり、空間になじみます。上質なものを大切に使い、次の世代へと受け継いでいくのも北欧の魅力です。
4色と柄で幸福感をプラス
北欧では、柔らかな色味の壁をはじめ、自然や動物をモチーフにしたファブリックで住まいを彩るのが定番。家族はもちろん、訪れる人が楽しく、しあわせな気持ちになるスタイリングにします。
4つの要素に加えて窓から入る光を意識すると、より心地よいヒュッゲな空間が完成します。
北欧と日本、窓まわりの意外な違いとは?

北欧インテリアは日本の住まいと相性がよいといわれています。光や上質な素材、機能美へのこだわり、限られた空間を工夫して暮らすなど、多くの共通点があるからです。
ところが、意外にも大きく異なるのが窓まわり。北欧では、貴重な光を最大限に採り込むため、寝室以外の窓には何も取り付けないことが多いです。一方、日本の住まいでは、プライバシーの確保や強い陽射し対策用に窓まわりアイテムは欠かせません。
そこで、おすすめなのがブラインド。陽射しや視線を遮りながらも光を室内へと導き、たたみ上げれば窓本来の開放感を味わえます。さらに、厚手のカーテンよりもコンパクトで、すっきりした印象の窓まわりに仕上がるのも魅力。北欧の心地よさと日本の暮らしやすさを同時に叶える理想のアイテムなのです。
北欧インテリアに合うおすすめブラインド【ニチベイ厳選】
では、実際に北欧インテリアにぴったりのブラインドとは、どのようなものでしょうか。
ここからは、ブラインドメーカーのニチベイが厳選した窓まわりアイテムをご紹介します。
ヒュッゲに寄り添うバーチカルブラインド

太陽高度が低い北欧で誕生したバーチカルブラインド(たて型ブラインド)。ルーバー(はね)の角度を調整することで、強い陽射しや視線をカットしながら、光をコントロールできます。カーテンのように左右に開閉するので、出入りの多い掃き出し窓に最適です。
なかでも人気があるのは、〈センターレーススタイル〉と〈バッグレーススタイル〉。どちらも不透明ルーバーとレースルーバーを組み合わせた仕様で、プライバシーを守りつつも、やさしい光をたっぷり採り込めます。
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不透明ルーバーとレースルーバーを交互に配置した〈センターレーススタイル〉。採光しながらもしっかりプライバシーを確保できる
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不透明ルーバーとレースルーバーをL字に組み合わせた〈バックレーススタイル〉。外からの視線を遮りつつ、光と眺望を存分に楽しめる
北欧家具とリンクするウッドブラインド

北欧のあたたかみのある雰囲気をより引き立てるのが、ウッドブラインド。天然木のスラット(はね)は質感がよく、空間に自然なぬくもりをプラスします。
北欧家具でよく使われるチーク材やオーク材、チェリー材などに近い色味も豊富。家具と色味を合わせれば、統一感のある落ち着いたインテリアに仕上がります。
さらに、天然素材ならではの経年変化も魅力のひとつ。使い込むほどに味わいが深まり、家具とともに暮らしに寄り添い続けます。
多彩な色柄で暮らしを楽しむロールスクリーン

色や柄のバリエーションが豊富なロールスクリーンは、さまざまな北欧スタイルに合うアイテムです。ナチュラルでかわいらしい部屋には、やさしい色合いや北欧らしい柄の生地を。自然光を楽しみたい方には、視線や暑さをやわらげながら光を採り込めるシースルー生地がおすすめです。
ロールスクリーンを巻き上げれば、光溢れる北欧らしい窓辺が広がります。
光を上質にデザインする調光ロールスクリーン

- 北欧家具と同じく、上質さと機能美を兼ね備えた調光ロールスクリーン。2枚のレースの間に布製のスラットを渡した立体構造のスクリーンで、ブラインドのように陽射しと外からの視線を遮りつつ、ロールスクリーンのように巻き上げられます。
繊細なレースから降り注ぐ柔和な光が室内を満たし、上質で心地よい雰囲気を演出します。 -
ふんわりとした光を室内にやさしく届ける調光ロールスクリーン〈ha・na・ri〉
まとめ
2025.11.06 更新





居心地のよさと幸福感を大切にする北欧の暮らし。
窓まわりを整えるだけで、簡単に北欧インテリアが実現できます。
やわらかな光に包まれながら、愛する人たちとの時間を楽しむ。
そんなヒュッゲなひとときをブラインドで叶えませんか。