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これさえおさえておけば失敗ナシ!?
設計士直伝!窓まわり商品を選ぶコツ

家具を決めるのはかんたんなのに、窓まわり商品を選ぶのは難しいと思うことありませんか?窓まわり商品は、窓の大きさや場所、周辺の造作など、設計に大きく関わってきます。そのため家を設計する際、家具と同じようにしっかり検討することが大切です。
今回は、ご自宅にさまざまな窓まわり商品を取り入れている平塚さんと、平塚邸の設計を担当した伊與田(いよだ)さんにどのように商品を選んだのか、また選ぶコツなどを伺ってきました。

土地を最大限生かした広々空間が魅力の平塚邸

閑静な住宅街に立つ平塚邸。濃いグレイの塗り壁と木材を組み合わせたスタイリッシュな外観が印象的です。家を建てるにあたり、平塚さんのご希望は“子どもと犬が走り回れる、明るくて広い庭がある家”。
「敷地の広さは170㎡と広いものの変形した形状のため、よくある南側に庭を配置するコの字型プランではデッドスペースが多くなってしまうんです。平塚さんの希望を実現するためにも、土地を最大限に活用したくて。何度も設計を変更して、敷地を斜めに使うプランに辿りつきました。」と話す設計士の伊與田さん。

  • もう1つ、平塚さんがこだわったのは天井の高さ。一般的な住宅の天井の高さは220cm〜240cmですが、平塚邸はなんと265cm。天井をできるだけ高くしたいという平塚さんの希望を叶えるべく、構造上、耐え得るギリギリのところまで上げたのだそう。
    「我々設計と平塚さんとの戦いでしたね(笑)実際出来上がってみると、天井が高いからこそ、空間の広がりと大きい開口部が得られ、明るくて気持ちがいい空間になったと思います。」
  • 土地を斜めに活用して、南側に広い庭を配置

“和モダン空間”を追求してたどり着いた「窓まわり」

平塚さんが要望したインテリアテイストは和モダン。ウォールナットの深みのあるブラウンとアクセントウォールのグリーンが静謐な空間を演出しています。

平塚邸の窓まわりは全て異なる商品が取り付けられています。これは、平塚さんのご希望を考慮して伊與田さんが提案したのだとか。どのような理由でそれらの商品を推奨したのでしょうか。

  • ミニマルウエイトを採用。下にスペーサーコードがついていないので、小さなお子さまやペットがいる家庭でも安心
  • 「まず、リビングの窓はこれだけの高さがあると、上下に動くよこ型ブラインドやロールスクリーンはしっくりこなくて。バーチカルブラインドは、カーテンのように左右に動かせるので、スムーズに外に出られます。また、ルーバーの角度を調整することで中庭が見え、内と外で一体感が出てくるんです。庭を含めた動線、視線の行き来を考えてバーチカルブラインドが最良だと思い、ご提案しました。」
    この提案に平塚さんも快諾。「和モダンがコンセプトだったので、我々もカーテンは違うなと思っていました。バーチカルブラインドはモダンなデザインですし、生地のもたつきがなく、窓辺がスッキリして見えるのがいいですね。」

リビングの一角には小上がりになっている畳スペースがあり、窓には落ち着いたオレンジのプリーツスクリーンが配されています。
「私は和の設えの空間にはプリーツスクリーンがとても合うと思っています。LDKの中で畳スペースというのは少し異質な空間。だからこそ、上手くなじむように、和が感じられつつもモダンな生地を選びました。」

  • 平塚さんも実際に使ってみて、プリーツスクリーンのツインスタイルの良さを実感したそう。「家の前の道路は人通りが多く、全開にしてしまうと外からの視線が気になってしまうんです。でも、シースルー生地があるおかげで、部屋の明るさを確保しつつもプライバシーが守られるので、とても重宝しています。」
  • 操作方式はスマートコード式を採用。操作コードが上部についているので、こどもがコードに触れる心配がない

    ※現行のプリーツスクリーン「もなみ」ツインスタイル スマートコード式は、操作部の仕様が異なります

2階の書斎にはウッドブラインド、将来こども部屋にする予定の個室には調光ロールスクリーンが設置されています。この2つは平塚さんが自身で決めたそうです。
「書斎は木をふんだんに使った空間にしたかったので、ウッドブラインドを選びました。調光ロールスクリーンは以前住んでいたマンションに元々ついていたんです。デザインも機能もとても気に入っていたので、同じものを購入しました。」

  • ウッドブラインドは昇降コード穴のない「クレールグランツタッチ」。光漏れがないため、仕事スペースにピッタリ
    • 調光ロールスクリーンは1台で採光も遮光もできて便利
    • 前後に配された不透明生地とシースルー生地の重なりを変えて調光する

窓まわりを選定する際、どうしても同じ商品を多用してしまいがちです。しかし、平塚邸のように空間に合わせて商品を選ぶことで、窓まわり空間がより豊かに、そして快適になります。

自分で「窓まわり商品」を選ぶ時コツとは?

“窓まわり商品を自身で選ぶのは難しい”と感じているお施主さんが多く、設計士さんが提案することも少なくありません。ですが、窓まわりはインテリアを左右するエレメント。できるだけ自分でも検討できるようにしたいですよね。窓まわり商品を選ぶコツを伊與田さんに教えてもらいました。
「まずは漠然としている理想のイメージをきちんと整理して、明確にするといいですね。あとは、その部屋でどのように過ごすかを具体的にイメージすることが大事。それによって、どの商品が合うのか、操作の仕方や位置が決められるようになります。決めるタイミングは家具と同じタイミングがいいですね。設計の段階できちんと決めておくと、納める場所やブラインドボックスなどの造作も設計に盛り込めます。そうすることで、最終的にその空間によりフィットしていきますよ。」

まとめ

窓まわり商品を選ぶコツは“自分が希望するインテリアイメージを明確にすること”と“実際の暮らしを具体的に想像すること”。
このコツは窓まわりはもちろん、理想の家を作るためにも役立ちます。ぜひ実践してみてくださいね。

photo: Akiko Osaki/text :Naoko Hashiguchi

2021.8.6 公開

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