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ホーム>ロールスクリーンが取り付けられない!?“困った場所”を解決するプロの設置テクニック

ロールスクリーンが取り付けられない!?
“困った場所”を解決するプロの設置テクニック ~ ロールスクリーンですっきりシンプルに目隠し ~

「ここにロールスクリーンを付けたいけれど、付け方がわからない」「より使いやすく、キレイに仕上げたい」。そんなお悩みはありませんか?
ロールスクリーンは窓だけでなく、間仕切りや目隠しとしても活躍するアイテム。だからこそ、取り付けに対する悩みも多種多様です。
今回は、ブラインドメーカーのニチベイだからこそお伝えできる、“困った場所”への設置テクニックを実例とともにご紹介します。

知っておきたい!ロールスクリーン設置の基本知識

まずは、ロールスクリーンを設置するうえで、知っておきたい「取り付け方」と「生地の巻き方」について解説します。


1「正面付け」と「天井付け」。それぞれの特徴と選び方


ロールスクリーンには主に2通りの取り付け方があります。「遮蔽性」と「見え方」のどちらを優先するかによって、最適な取り付け方が変わります。


◼️正面付け



窓枠や壁面の正面に取り付ける方法で、開口部をしっかりと覆いたい場所に適しています。窓であれば光漏れや外からの視線を、収納であれば内部の様子をしっかり遮れるのが特長です。


◼️天井付け



窓枠内側の天井面に取り付け、開口部内にすっぽりと納める方法です。
見た目がすっきりする一方で、枠との間に若干の隙間が生じるため、完全な目隠しには適していません。


2「標準仕様」と「逆巻き仕様」の違い


ロールスクリーンには、大きく2種類の生地の巻き方があります。


◼️標準仕様

  • 巻取り部の奥側に生地が下がる一般的な仕様です。スクリーンと開口部の距離が近く、横からの光漏れや視線が遮りやすくなっています。

◼️逆巻き仕様

  • 生地が巻取り部の手前側に下がる仕様で、窓枠やドアクローザーなどの障害物を避ける、もしくは巻取り部を見せたくない場合に用います。
    また、コーナー窓へ設置する際、2台のロールスクリーンの隙間を最小限にし、光漏れや視線が抜けるのを遮ります。

    操作方法や生地によっては「逆巻き仕様」が製作できないことも。事前によく確認しておきましょう。

こんなところにも!プロ直伝ロールスクリーン取り付けテクニック実例

ここからは、実例をもとに、“困った場所”へのロールスクリーンの取り付けアイデアをご紹介します。


アイデア 1ハンドルや把手がある窓への設置方法


  • 「逆巻き仕様」で窓枠の内側に設置
  • 木製サッシからせり出した把手との干渉を回避

ハンドルや把手がある窓では、スクリーン下降時に干渉するおそれがあります。無理に下ろすと、見た目が悪いだけでなく、生地を傷める原因にもなります。

そんなときに活躍するのが、「逆巻き仕様」です。スクリーンがガラス面から少し離れるので、ハンドルや把手との干渉を避けられます。

オプションの「ブラケットスペーサー」で、ロールスクリーン本体の位置を手前に出す方法も有効です。
ブラケットスペーサーとは、壁面と窓枠の段差を調整する部品で、段差の高さに応じて最大4個まで重ねて使用できます。
※ブラケットスペーサー10/ブラケットスペーサー18の場合


  • 半透明の部品が「ブラケットスペーサー」。ドアノブとの干渉を避けるために使用している
  • 大きなドアノブもしっかり回避可能。ロールスクリーンがすっと下がり、入口にふさわしい佇まいに

アイデア 2腰窓の開口部を狭めずに不透明とシースルーを併用するコツ

  • ロールスクリーンには、不透明生地とシースルー生地を備えた「ダブルタイプ」があります。1台で調光と遮蔽が両立できる便利なアイテムですが、巻取りパイプがたてに連なっており、開口部を狭めてしまいます。そのため、あまり高さのない腰窓には不向きです。
    出窓のような奥行に余裕のある腰窓であれば、透け感の異なる2台のロールスクリーンを前後に設置するのがおすすめです。
    ガラス側を「逆巻き仕様」にして、室内側の生地との距離を近づけると美しく納まります。

    前後に「標準仕様」と「逆巻き仕様」を組み合わせた例。「ダブルタイプ」よりも2枚の生地の距離が近づけられる

アイデア 3コーナー部になるべく隙間を空けずに取り付ける工夫



  • コーナー部では、ロールスクリーンを通常通りに取り付けると、角の部分に大きな隙間が生じます。
    そこで、試していただきたいのが、上下にずらして設置する方法です。スクリーン間の距離が近くなり、隙間を最小限に抑えられます。
  • 右側のロールスクリーンの取り付け位置を高くし、隙間が少ない美しい納まりを実現

アイデア 4間口が広い場所でのロールスクリーン設置テクニック



  • 右側のロールスクリーンの取り付け位置を高くし、隙間が少ない美しい納まりを実現
  • 間口が広い場所は、ロールスクリーンを連装するのが一般的です。けれども、単純に並列させると生地間の隙間が目立ってしまいます。

    設置面に奥行きがあれば、隣り合うロールスクリーンを前後にずらし、左右重ね合わせて配置するとよいでしょう。さらに「逆巻き仕様」を組み合わせれば、生地がより近接し、隙間なく目隠しできます。
    ものを出し入れする際も、どちらか一方を開閉すれば、内部を無駄に露出せずに済みます。

アイデア 5ドア代わりにロールスクリーンを設置するポイント


最近、ドアの代替としてロールスクリーンを採用されるお宅が増えています。使いたいときだけ下ろして、普段は開放的にしておけるのが魅力です。

ドア代わりにする際のポイントは、「いかに存在感を抑えるか」。
おすすめは、使用する空間側の壁面に設置することです。たとえば、洗面所なら洗面台がある方に取り付けます。使わないときは巻き上げておけるので、居住空間側からはすっきりして見えます。

操作部を宙ぶらりにせず、壁側に納まるように製作すると、より洗練された印象に。さらに、裏表に差がない生地を採用することで、スクリーンを下ろした際、双方の空間からも違和感なく見えます。

失敗しないための4つのチェックポイント



気軽に取り付けられるロールスクリーンですが、いくつかのポイントを見落とすと、思わぬ失敗やトラブルにつながります。
ここでは、購入前に確認しておきたい4つのチェックポイントについて解説します。


ポイント1下地の有無を確認する

下地がない場所は、落下の危険があるので取り付けできません。必ずホームセンターなどで販売している下地チェッカーを使用する、もしくはご自宅を設計・施工された方に確認してください。
不安であれば、専門業者に相談しましょう。


ポイント2正面付けか天井付けを決める

遮蔽・遮光を重要視する場合は、正面付けで窓枠や棚枠ごと開口部を覆い隠すように設置しましょう。
スクリーンと枠の隙間が気にならないのであれば、開口部の内側に天井付けすると見た目がすっきりとします。
採寸する位置も変わりますので、正面付け・天井付けは最優先に決めておくと良いでしょう。


ポイント3正確な採寸でミスを防ぐ

窓枠の内側に設置する場合、幅方向は上部と下部、高さ方向は左右の2箇所ずつ測るのが基本です。枠のゆがみによって、2箇所の数値が異なる可能性があります。

築年数が経ったお宅では、枠だけでなく建物そのものがゆがんでいるおそれも。上下左右に加え、中央部分の寸法も測っておくと、より安心です。


ポイント4設置場所に最適な操作方法を選ぶ

操作方式によって、使い勝手が大きく変わります。設置環境に合った操作方式を選びましょう。
加えて、操作部の位置(右または左)も使い勝手に影響する大事な要素です。実際の使用シーンをイメージしながら検討すると、失敗を防ぎやすくなります。


まとめ

ロールスクリーンは電動ドライバーが扱える方であれば、ご自身でも比較的簡単に設置できます。
とはいえ、取り付け場所によっては工夫や判断が必要なことも。
少しでも不安がある方や「ここに付けられるかな?」と迷う方は無理をせず、お近くの販売店さんに相談してくださいね。
取り付けに悩む"困った場所"も、プロの力を借りれば解決できるかもしれません。

written by
なるほどブラインド編集部

2025.07.18 公開

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