既製品からオーダーメイドに替えて
暮らしを劇的チェンジ
夏の暑さ対策から冬の寒さ対策まで1年中活躍するハニカムスクリーンは、現在大注目の窓まわりアイテムです。
今回は既製品からニチベイのハニカムスクリーン「レフィーナ」に替えたお宅に密着。替えるきっかけや設置の様子、既製品からオーダーメイドに替えた感想を取材してきました。
既製品からオーダーメイドのハニカムスクリーンへ
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インテリア設備の会社でインテリアコーディネーターをしていた際、部屋が整理されていないとインテリアを楽しめないことに気づき、整理収納アドバイザーの資格を取得したakaneさん。現在は整理収納アドバイザー兼インフルエンサーとして活躍しています。
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ご自宅は白を基調にしたモダンな佇まい。リビングダイニングは生活感を感じさせるものが一切なく、ギャラリーのように洗練された小物とグリーンがディスプレイされています。リビングの窓には既製品のハニカムスクリーンがついていました。
「数年前、インテリアショップに行ったときに偶然ハニカムスクリーンを見つけたんです。寒がりなので、断熱性能が高いという謳い文句に惹かれました」。
リビングダイニングは西日も強く、周囲の住宅からの視線も気になっていたこともあり即決。そのお店のハニカムスクリーンは既製品で窓枠の中にぴったり納まるサイズがなかったため、腰窓と掃き出し窓は2台並べて、小窓には別のインテリアメーカーのものを設置しました。
しかし、使っているうちに生地の破損や故障が目立ちはじめ、買い替えを検討するように。せっかくなら窓のサイズに合わせてつくりたいとakaneさんが見つけたのは、ニチベイのハニカムスクリーン「レフィーナ」。掃き出し窓と腰窓には透け感の異なる生地を搭載したツインスタイル、小窓にはシークレット生地のシングルスタイルに替えることにしました。
ハニカムスクリーン「レフィーナ」の取り付けに密着
DIYが得意で、日頃から電動ドライバーの扱いに慣れているakaneさん。今回はご自分で「レフィーナ」の取り付けにチャレンジしている様子に密着させていただきました。
STEP 1
まずはブラケット(取り付け金具)の位置を決める「墨出し」をします。ブラケットが動いて印を付けにくい場合は両面テープを貼って仮留めしましょう。
STEP 2
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位置が決まったら木材の割れ防止のため下穴を開け、付属のネジでブラケットを窓枠に取り付けていきます。両面テープは貼ったままでも構いませんが、気になる方は取ってください。
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STEP 3
ブラケットを固定したら、本体を取り付けます。ブラケットの手前のツメにヘッドボックスをひっかけてから奥へ押し上げるように押し込みます。「カチッ」と音が鳴ったらしっかり取り付いた証拠です。
これで完成です。一見難しそうに感じますが、手順はたった3ステップだけ。電動ドライバーを使える方であれば、難なく取り付けられます。
「とても簡単でした。これならDIY初心者でも挑戦しやすいですね」とakaneさんがうなずきます。
視線と寒さから守りながら部屋に明るさをもたらす
リビングダイニングの窓は、掃き出し窓と腰窓、スリット窓とサイズがバラバラですが、「レフィーナ」はオーダーメイドで幅15cmから製作可能(機種により異なる)で、どの窓にもぴったり納められます。
既製品のハニカムスクリーンは透け感を抑えた生地で薄暗い印象でしたが、見違えるほど明るい空間に仕上がりました。
「とても明るくなり、部屋が広くなったように感じます。シースルー生地なのに外からの視線が気にならないのも良いですね。今までは光を採り入れたくても開けるか閉めるかしかなかったので。季節によって光の入り方が変化する様子が見られるのが楽しみです。
1窓1台になって、気になっていた中央の隙間がなくなりましたし、窓枠内に納められてすっきりしました。あと、今まで窓とサイズが合っておらず、隙間だらけで本当に断熱効果があるのか半信半疑でしたが、「レフィーナ」は窓に合わせてオーダーできるので安心感がありますね」
窓枠と窓まわりアイテムの間に隙間があると、暖房で暖めた空気は外へ逃げやすく、外からの冷気も伝えやすくなります。断熱性能を最大限発揮するために、窓に合ったサイズの窓まわりアイテムを設置することが何よりも重要です。
既製品とオーダーメイドでは見た目も性能も全く違う
窓や使い方に合わせて操作方法が選べるのもオーダーメイドならでは。akaneさんのお宅では、腰窓とスリット窓は「コードレス式」にして窓辺をすっきりと、窓が大きい掃き出し窓は、利便性を重視して軽やかに操作できる「ワンチェーン式」を採用しています。
「替えるまでは同じハニカムスクリーンなので、そこまで部屋の印象は変わらないだろうと思っていましたが、ここまで雰囲気が変わるとは。既製品とオーダーメイドでは見た目も使い勝手も全く違いました。今までは操作がスムーズでなかったので、そういったストレスから解放されたのが嬉しいです。
既製品と比べると少しお値段は張りますが、それだけの価値があると思います。品質の良いものを長く使えば、結果としてコスパが良いですし、環境への配慮にもなる。目先の価格ではなく、長期間の使用を見据えてアイテムを選ぶことの大切さに改めて気づきました」
- akaneさん 「A+organize」主宰。「インテリアをもっと楽しんでもらいたい、誰かのお役に立ちたい」との思いから整理収納アドバイザーとインテリアコーディネーターの資格を取得。Ameba公式ブロガーとして収納アイデアを分かりやすく書いたブログが大人気に。現在は整理収納アドバイザー2級認定講師兼インフルエンサーとしても活動中。
Photo by Akiko Osaki/Written by Naoko Hashiguchi
2024.12.27 公開