つくる ~「つくる」工程での環境配慮~
敷地内の約40%を緑地が占める「生産本部」
ニチベイの主力商品を生産する「生産本部」は、設立当時から「人間と環境の美しい調和」を目指しており、各工程における環境配慮のほか、緑地の手入れも社員自ら行っています。
- 人と環境にやさしい
工場を目指して - 生産工程での
環境配慮 - 工場の
緑化活動 - 地域コミュニ
ケーション活動
人と環境にやさしい工場を目指して
● 工場緑化の緑地MAP
「公園工場」をコンセプトに設計された生産本部は工場緑化活動の功績が認められ、平成7年に「緑化優良工場等財団法人日本緑化センター会長賞」、平成13年に「緑化優良工場等関東経済産業局長賞」平成17年に「緑化優良工場等経済産業大臣賞」の数々の賞を受賞し、現在も活動を推進しています。工場敷地約8万㎡のうち、4割近くが緑地です。
● ニチベイ生産本部は「緑化優良工場」として数々の賞を受賞しています。
生産工程での環境配慮
窓の形や大きさにより、ブラインドの大きさも異なります。高品質な製品を各オーダーどおりのサイズに仕上げるために、組立作業や品質検査の多くは手作業で行っています。生産本部では、生産から廃棄まで、さまざまな工程で環境に配慮した活動を展開しています。
● 主な環境配慮設備
熱回収式コンプレッサ
生産工程の中でその多くがエアーを必要としておりエアーコンプレッサーが空気を圧縮する過程では、動力の多くが圧縮熱に変わり、廃熱として捨てられています。生産本部で使用しているコンプレッサーは、本来捨てられる排熱の回収を行い、温水を取り出し利用ができる熱回収式で、温水はボイラーシステムに有効に使用します。
リペレット機
射出成型時に発生するスプルー、ランナーなどのロスについて、社内にて加熱溶融加工して再ペレット材料として再利用する目的で、リペレット機を使用しています。
● 環境管理活動
環境に配慮した機械設備の導入の他、従業員全員が省エネ活動を積極的に行っており、電力量及びCO2の削減を実現しています。
使用電力量とCO2排出量
● 産業物分別区分とリサイクル後の状況
1. 産業廃棄物
分類 | リサイクル用途 |
---|---|
廃プラスチック類(一般) | 代替燃料 |
廃プラスチック類(塩ビ、グラスアフィバー) | サーマルリサイクル後、スラグ |
廃プラスチック類(ポリエステル生地) | サーマルリサイクル後、スラグ |
たばこ吸い殻 | |
廃油ウエス | |
木材(釘なし) | 発電用チップ |
木材(釘なし) | 発電用チップ |
木材(釘あり) | |
廃パレット | |
樹脂廃液汚泥 | 再生セメント原料、路盤材原料 |
ブース汚泥 | |
脱水汚泥 | |
溶剤汚泥 | |
食用油 | 配合飼料原料、石鹸原料 |
廃油(水混じり) | 再生燃料 |
乾電池 | 鉄鋼原料、鉛原料 |
蛍光灯 | 蛍光灯原料 |
ガラス類 | スラグ |
陶器類・サンダー砥石類 | スラグ |
グラスウール・ロックウール | |
ビストレーター(酸化チタン廃液)廃油 | 路盤材原料 |
廃油(鉱物) | 再生燃料 |
2. 特別管理産業廃棄物
分類 | リサイクル用途 |
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廃塗料 | 路盤材原料 |
廃シンナー | 再生シンナー(社内回収)、再生不能な物は路盤材原料 |
廃PCB製品 | 保管庫で保管管理 |
廃酸ウエス | 固形燃料(RPF) |
廃アルカリウエス | |
廃塗料・シンナーウエス | |
医療用廃棄物 | 金属原料、建材、熱回収 |
3. 有価物
分類 | リサイクル用途 |
---|---|
アルミスラット屑 | アルミ原料 |
アルミ形材屑 | |
プレス鉄屑 | 鉄鋼原料 |
一般鉄屑 | |
空き缶 | |
電線屑 | 銅原料 |
基盤類 | 解体後各原料 |
モーター類 | |
廃製品 | |
複合品(金属/プラスチック) | |
PP、PEフィルム | 樹脂成形原料 |
エアーマット | |
新聞紙 | 新聞紙原料 |
雑誌・カタログ | 雑誌カタログ原料 |
プリーツ茶紙 | 茶紙原料 |
包装茶紙 | |
樹脂材料茶紙 | クラフト紙(下)原料 |
紙管 | ダンボール原紙 |
ダンボール類 | |
ミックスペーパー | トイレットペーパー |
コピー用紙 | |
ストックフォーム | |
廃パネル | 鉄鋼原料、再生セメント原料 |
ポリカーボネイト | 再生加工樹脂原料 |
安全靴 | 路盤材原料、鉄鋼原料 |
● リサイクルステーション
構内の60種類のゴミを集約します。
工場の緑化活動
ニチベイ生産本部が建設される前、この場所は飛行場跡の畑でした。
生産本部建設にあたっては、敷地の約4割を緑地にすることを目指し、大きな瓢箪の形の池を作り、同時に合計600本以上の木々を植林しています。
現在は高木が多く、より深い緑を携えています。
工場の全景。工場敷地約8万㎡のうち、4割近くが緑地です。
シンボルツリー「やまもも」の木を始め、様々な木々が植えられています。
大きな瓢箪の形の池には、鴨が集まります。
春には、2種類の桜が咲きます。
約190本の銀杏の木。
地域コミュニケーション活動
業界関係をはじめ、近隣行政関係の環境管理活動視察等の工場案内の受入、地域中・高校生の就労体験学習の受入も行っています。
工場外周の雑草、落葉、ゴミに対する美化清掃を毎月実施しています。