同じホワイトって名前でも全然違う!
いろんな「白」をくらべてみました。
ロールスクリーンやブラインドの色を選ぶ時、ついつい白を選んでしまいますよね。「白なら全部同じでしょ?」と生地やスラットをあまり見ないで決める方もいらっしゃるとか。でも、ちょっと待って。同じホワイトって名前でも全然違うんです!今回はニチベイのいろいろな「白」をご紹介します。
ついつい選んでしまう白の魅力とは?
白の最大の魅力は、なんと言っても使いやすさ。どの壁や床、家具の色とも相性が良く、空間に溶け込みます。とてもコミュニケーション能力が高い色ですね。
窓はかなりの面積を占めるところ。白は空間を明るく、そして広く見せる効果があります。さらに他の色よりも太陽光を多く反射するため、夏の暑さ対策にもなりますよ。
優秀だけれど気をつけたいポイント
基本的に白はどんな空間にも合います。ですが、「ちょっと浮いているかも」と感じることありませんか?それは壁とブラインドの色が若干異なるから。
真っ白なのもあれば、少し黄みがかった白など、よく見ると色味が結構違うのです。失敗しないコツは壁の色に合わせること。1度サンプルを壁に当て確認してみてくださいね。
アルミブラインドの白ラインアップ
白のバリエーションがなんと16種類もあるアルミブラインド。なぜこんなに多いのでしょうか。
アルミブラインドは住宅に限らず、オフィス、店舗、工場など多種多様な空間に使われます。場所によって壁材の種類や質感が異なるため、白の色味もさまざま。だから、どんな空間にもなじむよう、たくさんのバリエーションが必要なのです。
アルミブラインドは光を透過しないため、生地のように色が変わって見えることはありません。それだけに色選びはとても重要。壁や床材、家具などに合うものを探してみましょう。
ロールスクリーンの白ラインアップ
ロールスクリーンはアルミブラインドとは違い質感もさまざま。生地の種類ごとにご紹介します。
1人気のベーシック生地
ベーシック生地の白を並べてみました。色や見た目、質感にこんなにも違いがあります!
「フェスタⅡ」はコットンのような風合いのシンプルな生地です。白はミルキーホワイトとオフホワイトの2種類。
ミルキーホワイトはその名の通り牛乳のようにほんのり黄みがかった白。アイボリー系の壁色や明るいブラウンの床材などと相性が良いです。オフホワイトはグレイ系の少しくすんだ白なので、落ち着いた白の壁やダークブラウンの床材に合います。汚れが目立ちにくく、使いやすいですよ。
遮熱性能を付加した「フェスタⅡ遮熱」は目が詰まっていて、生地がとてもしっかりしています。ラインアップされている白は純白で、「フェスタⅡ」の白との違いは一目瞭然!
この色は日差しを多く反射するので、遮熱生地でよく見られます。とても明るい白なので、壁の色がアイボリーだと浮いてしまうことも。真っ白な壁やコンクリートや石材を用いた空間に合わせると空間がグッと締まりますよ。
「リーチェ」は麻糸を粗く織ったようなざっくりした質感と光沢感が魅力。「フェスタⅡ」と同じミルキーホワイトですが、光沢があるのでより明るく見えます。光を透過すると織り目が際立って、よりナチュラルな印象になりますよ。
「フラック」は撥水、抗菌、防カビ加工がしてあるので、キッチンや洗面所などの水まわりに最適。
ミルキーホワイトは黄みがかっていて、ほっとするような優しい色です。寒々しい印象になりがちな洗面スペースに、ほんのり温かみをプラスできます。
「フェアフレクト遮熱」はキラキラした糸が織り込んであり、しっとりとした質感と程よい厚みで高級感があります。パールホワイトはほんのり黄みを帯びつつ、柔らかな輝きを放つ白で、エレガントで上質な空間にぴったりです。
2遮光生地
遮光生地は色々な製法により遮光性能を持たせています。それぞれで白の色と質感、性能が異なります。
「ラフィー遮光」の白は、2本の白い糸の間に黒い糸を挟みながら織っており、黒い糸が表面に見えるので、少しグレイがかった色味です。織り方は普通の生地と同じなので、ファブリックのざっくりとした質感が楽しめますよ。
「エフォートBC」や「ラスコBC」は白い生地と黒い生地をくっつけ、黒い生地側にアクリルコーティングを施しています。「ラフィー遮光」のように黒い糸が表面に見えてこないため、キレイな白です。白い遮光生地を使いたいと言う方にはこちらの生地がおすすめ。
アクリルコーティングされているため、ビニールのような触り心地ですが、遮光性能は抜群!多くの宿泊施設に採用されているほどの高性能です。
3シースルー生地
他の生地とは違い、光をたくさん透過するため色味はそれほど気にする必要はありません。空間のテイストに合った質感のものを選びたいですね。
「アエル」は麻糸を紡いだ時に出る節を表現していて、麻の布のような素朴な風合いが特徴。本来ピュアホワイトは明るく目立つ色ですが、透け感があるため、外の景色に薄いベールをかけたかのようにスッと空間に溶け込みます。
「シュクル遮熱」はリネンのようなざっくりとした素材感が楽しめつつ、遮熱効果もあるお得な生地です。白い糸の中にグレイの糸が混ざっているため、ほっこりとするような優しい色合い。自然素材をふんだんに使ったナチュラルな空間になじみますよ。
「ステア」はボーダー柄かつ純白で使いにくそうな感じがすると思いますが、透け感がしっかりあるので、意外とどんな空間にも調和します。
「スクレ遮熱」は機能性抜群のThe省エネ生地なので、日差しをよく反射するよう混じり気のない白です。透け感が少なく色がはっきり出るため、壁の色味と合うか確認した方が良いでしょう。
ウッドブラインドの白ラインアップ
ウッドブラインドでも白は人気色で、なんとバリエーションは6種類もあります(防炎耐水品は除く)。
プレーンなスラットはスターホワイト、ピュアホワイトの2色。スターホワイトは純白で、ピュアホワイトは少し黄みがかった白です。
色を決める時は、壁はもちろんドアやクローゼットの扉の色味とも合うか確認してみましょう。
例えば、壁が真っ白だから、スターホワイトを選ぶとします。しかし、同じ「木」であるドアや扉の色がアイボリーだとミスマッチに感じてしまうことがあるんです。この場合は扉やドアの色に合わせる方が空間になじみますし、インテリアの完成度もグッと上がりますよ。
意匠性スラットは、グレインホワイトとアンティークホワイトの2種類。どちらも素材感を楽しみたい方、インテリアを作り込みたい方に人気です。
グレインホワイトはアイボリーに近く、テイストを選ばずに使えますよ。少しヤスリがけをして木目を目立たせているため、木の温かな風合いが感じられます。
アンティークホワイトは白いスラットが長い年月を経て風化したような少しグレイがかった色です。西海岸風やシャビーシックな空間にとても良く映えますよ。
竹素材のバンブースラットはスノーホワイトとスワンホワイトの2色。どちらも真っ白と言うよりかはアイボリーやベージュに近い色合いです。
見た目はウッドとほぼ変わらないですが、軽い素材のためスラット同士が当たるとカランと音がなってしまうことも。ですが、リーズナブルで操作も軽快、スラットを全て上にあげた時の厚みがコンパクトとメリットがたくさんありますよ。お店やショールームで違いを見くらべてみてくださいね。
まとめ
written by Naoko Hashiguchi
2020.10.14 更新
色を選ぶ時に、失敗しないコツは壁になじむ色を選ぶこととその空間に合った質感を選ぶこと。ニチベイはいろいろな白を取り揃えています!ぜひ、あなたの家にぴったりな白を見つけてください♪