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住空間クリエイターSOUMEI'S REPORT[生地編vol.2
「新⽣地は柄物がアツイ!!
その理由とプロがおススメする
3種とは!?」

みなさんこんにちは。 住空間クリエイターのSOUMEI です。
前回に引き続き、⽣地についてご紹介させていただきます。

先⽇公開させていただいた「プロが教える!これだけは知っておきたい⽣地選び3つのポイント」ですが、たくさんのページビューがあったと伺っております。なかなかの⻑⽂にも関わらず最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。
今後もできる限り分かりやすく有益な情報を、みなさんにお届けできるように頑張っていきます。

もしまだ読まれていないようでしたら、今回の記事ともリンクする内容が多くありますので、ぜひ先にvol.1をお読みいただいてからこちらの記事をお読みください。

前回は⽣地の選び⽅を中⼼にご紹介しましたが、2回⽬となる今回は、新⽣地の中からプロの⽬で厳選したおススメ⽣地を詳しくご紹介していきます。
今回もプロのテクニックやインテリアのポイントなどできる限り詰め込んでおりますので、なかなかの⻑⽂になっております。お時間ある時にでもゆっくりお読みいただけますと幸いです。

Contents目次

(※こちらの生地はすべてロールスクリーン専用生地です。)

今回おススメする⽣地の種類は… 

⽣地には⾊々な種類がありますが、その中で今回おススメするものは… 柄物!!
ちなみに柄物と聞くと、みなさんこんな⽣地をイメージされるのでは!?

  • 左写真:N1952 ハウスリーフ
  • 右写真:N9153 ポエム

まさにTHE 柄物ですね。普段から、お客様に窓まわりをご提案する際「柄物がいいですよ!」とお伝えするのですが、「え〜柄物ですか?」「合わせるのが難しそう?」「ごちゃごちゃしません?」という様なご意⾒を多々いただきます。

ですが、実際にSOUMEI がご提案するロールスクリーンやバーチカルブラインドの7割以上は柄物で、結果お客様も「柄物にして本当に良かった♪」と喜んでいただいています。
「柄物の⽣地を使うなんて、どんだけ個性的なインテリアなの!?」と思われるかもしれませんが、⼿がけた物件の写真を⾒ていただくと 「あれ?柄物なんか⼊ってないよね?」 と思われるかも。実はそれにはちゃんと理由があるんです!
それは… 

住空間クリエイター的法則-その2 柄物は⼤きく2種類!!
⾊と織り、あなたは、
どちらを選ぶ?

先程の写真やみなさんが思い浮かぶような柄物は、⾊柄(プリント柄)と⾔います。そして⽷ の織りや⽷の種類を変えて柄を出していくものを織り柄と⾔います。
先述のご提案の7 割以上が柄物と書いたのは、実はこの織り柄のことを主に指しています。

それでは実際に、この⾊柄(プリント柄)・織り柄について詳しくご説明していきます。

⾊柄(プリント柄)

⽣地にシルク印刷やインクジェットプリンターで⾊や柄つけているものを、⾊柄(プリント柄)といいます。多彩な⾊や柄を表現することができるため、個性的な⽣地をつくることが可能です。
インテリアの雰囲気を⾼めるために⽤いたり、空間がシンプルな時には窓まわりをアートに⾒⽴ててコーディネートすることもできます。

⾃分⾊を強く出したり、アーティスティックな空間をつくりたい時におススメです。
例えば… 

  • 写真:N1954 パーティ

こちらはフラッグガーランドをモチーフにしたプリント柄。結構な柄物ですが、空間に上⼿くなじんでいます。その理由は、⽣地の中にある⽩・ピンク・ブルーを壁や床・家具・⼩物などでリピテーションして(同じ⾊を繰り返して)いるから。

この「リピテーションの法則」は前回記事で詳しくご紹介しています。
この法則使えば統⼀感を図りながら、インテリアをコーディネートすることができます。
インテリアの基本は⾊になりますので、これは必ず覚えていてくださいね!


⾊柄(プリント柄)の傾向としては、ベース⽣地(柄がない部分)はホワイト系のものが多いた め、ナチュラルやカジュアルテイストなどのインテリアに合わせやすいんです。
また空間内で計画的に配⾊計画を⾏いコーディネートする必要あるため、これから家具や窓まわりを新調される⽅や、インテリア上級者向けの⽣地だと⾔えます。
ちなみに前回記事でご紹介した住空間クリエイター的法則を覚えていますか?
覚えていない⽅やまだ読まれていない⽅のために… 

住空間クリエイター的法則-その1 窓まわりの色は、
なじませるか際立たせるか!!


前回は⾊についての記事でしたので柄には触れていませんが、柄も同様です。プリント柄は、まさに空間内で際⽴たせる⼿法になります。
選ぶ時は、難しいからといって中途半端な柄物は選ばず、思い切って選んでくださいね♪
とは⾔っても… と思われる⽅も多いはず。そこで、SOUMEI からおススメな⽅法をご紹介します。

SOUMEI からのおススメ!!

なかなか柄に合わせて家具や⼩物をコーディネートしていくのは⼤変です。そこで、まずは家具を置かない⽞関ホール・廊下・洗⾯・トイレスペースなどの居室以外の場所で、取り⼊れてみましょう!⼲渉する要素が少ないためチャレンジしやすく、上⼿くいきますよ♪

織り柄
  • 織りの新⽣地

続いてご紹介するのは織り柄。その名の通り、織りで柄を出していくものです。⽷の織り⽅や⽷の⾊や太さを変えて織ることで、柄を出していきます。
この織り柄の最⼤の特徴は、遠くで⾒るとプリント柄のように柄が主張することがなく、織りがあることで⽣地が⽴体的に⾒えたり、奥⾏感を感じることができます。

ちなみに前回記事で、⽣地選びのポイントで「素材感」をご紹介しましたが、織り柄がまさにそれに該当します。そして、なじませる法則とマッチします。

また上の「シャロル」のように、織りで個性的な柄を表現している⽣地もあります。
織りで柄を作る場合は、同じ⾊の⽷を織り⽅を変えるか、また近似⾊の⽷を使うことが多いため、柄がうるさくならずに、空間になじませやすいのが特徴です。

このシャロルも近くで⾒ると柄は分かりますが、離れてみると無地にも⾒えます。

SOUMEI からのおススメ!!

⽣地を選ぶ時はサンプルを⾒ながら選ぶと思いますが、デスクに置いたり⼿に取って⾒るだけではなく、必ず2〜3mぐらい離れて確認するように!
理由は、上記の「シャロル」のように柄の⾒え⽅が変わるものが多数存在するためです。特に織り柄の⽣地はその傾向が強いですので、引いて⾒た時にどんな⾵に⾒えるか確認することは、とても重要になります。

以上、柄物についてご説明してきました。
それではいよいよ、おススメする新⽣地の柄物をご紹介していきますね!

おススメの柄物⽣地3種

1.リティル

こちらの⽣地は、先程ご紹介した「シャロル」と同じように織りで柄をデザインしたもの。同系⾊の⽷とホワイト系の⽷を組み合わせて織ることでタイル柄を表現しています。
柄が全⾯的に⼊っており存在感はありますが、⾊が近似⾊でまとまっているため使いやすいデザインに仕上がっています。
また、光の当たり⽅で柄の⾒え⽅が変わるのも特徴です。昼間は外の光が背⾯にあるため柄は上品になり、夜は室内の光を反射し⽴体的な雰囲気になります。

この特徴的なタイル柄ですが、デザイン段階でさまざまなタイル柄が考案されたのですが、なかなか満⾜いくものができなかったとのこと。そんな折、開発担当者が通勤で使⽤している駅のタイルを⾒てアイデアが閃き⼀気にデザインが完成した、という素敵なエピソードがある⽣地です。

グリーンとグレイの2⾊展開ですが、個⼈的にはグリーンがおススメ。グリーンは、暖⾊と寒⾊の間の中間⾊であり、幅広いインテリアに合わせやすい特徴を持っています。
また最近では観葉植物を取り⼊れたインテリアも⼈気ですので、⾊のリピテーション(繰り返し)もしやすく、重宝できるカラーとなっています♪

⽣地に、撥⽔加⼯が施されているので、写真のようにキッチンの窓や洗⾯スペース・トイレなどにおススメ! 空間の中でほどよいアクセントを⽣み、素敵な雰囲気をつくることができます。

2.ワバナ

こちらの⽣地の最⼤の特徴は、⼀⾒無地に⾒えますが… 
光を通すと、なんと… 花の柄が浮き上がってきます!

昼間は外の光を受けて花柄を楽しめ、夜はほぼ無地に⾒えてしまうというとても不思議な⽣地です。ちなみに⽣地名の「ワバナ」は、和の花という意味で江⼾⼩紋をモチーフにデザインされているとのこと。
この透けて柄が浮き出てくる⽣地は、カーテンでは⾒かけますがロールスクリーンの商品ではほとんど⾒かけないので、とても印象的です。

カラーはクールグレイ・クラウドグレイ・ダークブラウンの3⾊展開。SOUMEI がサンプルで確認したところ、⾊が濃いほど光の明るさとのコントラストが強くなるせいか、柄がはっきり⾒えました。

「ワバナ」は柄が透けることに⽬が⾏きがちですが、実はもうひとつおススメな点があります。
それは… この3種類の⾊!! 少しグレイッシュがかった落ち着いた雰囲気を持ちながらも、決して重すぎることがなく絶妙な⾊合いなんです!
昨今のトレンドであるグレーを反映させた、インテリア的にとても使いやすカラー展開です。

普段から空間全体をデザインする際、壁紙と窓まわりの⾊はかなり細かく精査してご提案しています。壁紙は近年トレンドを反映して、グレー系の商品がたくさん出ていますが、それに合わせるブラインド類の⽣地があまりに少ないのが現状でした。
そんな中、この⽣地の⾊合いはとても使いやすい⾊で多くの壁紙とマッチすると思います。

その中でも、特におススメなのは中間⾊のクラウドグレイ。⼈気のグレージュ⾊でどんな空間にマッチしやすく、柄の透け感もほどよく感じます。
和モダンをコンセプトに作られていることもあり、和室はもちろんのことリビング併設の和スペースなどに重宝しそうな⽣地に仕上がっています。
和室やモダンな空間にロールスクリーンをご検討する際は、この透け感と⾊合いを兼ね備えた「ワバナ」を、候補のひとつにされることをおススメします。

3.フレンズ

こちらの⽣地は、上の2つとは異なりプリント柄になります。
フィンランドのデザイナーによる北欧デザインの⽣地で、⽣地の中にさまざまな動物が描かれているのが特徴です。 さまざまな動物がプリントされており、⾊はPOP とグレイッシュの2⾊を展開しています。

開発段階でニチベイの担当部署のみなさんで、動物を⼀匹ずつ確認したところ、ひとつだけ謎のシルエットをした動物を発⾒!! 社内でも何の動物か様々な意⾒が出る中、デザイナーに確認したところ… 
誰も予期しなかった「オオヤマネコ」だと判明したそうです(笑)

  • これが噂のオオヤマネコ

こどもと⼀緒に動物の数を数えたり、名前を当てっこしたり… そんな楽しいシーンも想像できます。
ちなみにこの⽣地を⼩学⼀年⽣の息⼦に⾒せたところ、「わぁ、どうぶつがたくさん♪まるでswitch のどうぶつの森だね!」と喜んでいました。
まさかニチベイさんが「あつ森」の爆発的な⼈気を予期していたとは思えませんが、ベストなタイミングですね(笑)
息⼦にこの⽣地を⾒せてからというもの、部屋の窓を「どうぶつのやつにしたい!」と迫られる毎⽇。お⼦さんにこの⽣地⾒せるには、その覚悟が必要かもしれません(笑)

そんなこどもの⼈気に反して、結構な柄物のため合わせにくいのでは… と思われる⽅も多いはず。確かに緑や⻩⾊ベースのPOP の⽅は、住宅で使うのはなかなか勇気がいるところ。
最初にプリント柄のところでも説明しましたが、⽞関ホールや廊下・WIC・納⼾・屋根裏部屋など、居室ではない場所に⽤いると空間が明るく楽しくなる筈です。
主に病院や幼稚園など、利⽤者がこどもという商空間で、活躍できそうな印象です。

⼀⽅でベージュやネイビー⾊をベースとしたグレイッシュの⽅は、みなさんが思われるイメージよりずいぶん使いやすいんです。その理由は、「⾊」!
⾊の話はこれまで度々してきていますが、「⾊を繰り返すことが⼤切」です。

このグレイッシュの⽣地は、動物の⾊にベージュやブラウンが使われています。ベージュやブラウンは住宅において、床材や扉などでもよく使われる⾊です。
上の写真も⾒ても、床材・梁・家具の⾊がベージュとブラウンの動物柄と近く、マッチしているのが⾒てとれます。

加えて、その他の動物柄の⾊であるブルーは、ここ数年続いているヴィンテージスタイルや⻄海岸スタイルでも使われる⾊。そういう観点から、⾊をリピテーションしやすく、柄の派⼿さの割には空間に馴染みやすい配⾊になっています。

SOUMEI からのおススメ!!

「フレンズ」の使い⽅のポイントは…  ①窓は掃き出し窓ではなく腰窓で使うこと (柄が多すぎてうるさくなるため) ②窓幅は最低でも40cm以上あること (横幅がないとせっかくの柄が⼊らないため) ③空間内に暖⾊系の⾊は茶系以外⼊れないこと
以上3点を意識して取り⼊れると、失敗はすることがグッと少なくなります。
こういったプリント柄を上⼿く使いこなせるのは、インテリア上級者。インテリア好きな⽅・得意な⽅はぜひチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は新⽣地の中でも、柄物をフォーカスをあてご紹介してきました。
柄物には⼤きく⾊柄(プリント柄)と織り柄があり、また織り柄の中にも⾊んな種類や⼯夫があることが分かっていただけましたでしょうか。

これまで窓まわりの⽣地は、無地⼀辺倒だったという⽅も多いかと思います。次に選ぶ時には、ぜひ柄物も候補に挙げてみてくださいね。
上⼿く使いこなせば、より素敵なインテリアをつくることができます。
次回は、⽣地編の最終話。柄物とは違った視点で新⽣地をご紹介していきますね♪

それでは、住空間クリエイターSOUMEIでした。次回をお楽しみに♪

  • 住空間クリエイター
    SOUMEI[ソウメイ]

  • 1978年生まれ / 福岡県出身 / 町田ひろ子アカデミー卒。
    インテリアデザイン事務所、カッシーナ・イクスシー、ミサワホームなどを経て、菊一建設においてSOUMEI DESIGNを立上げる。 「美機能インテリア」をコンセプトに、美しさと機能性を兼ね備えた空間をデザイン。 また、独自の法則をまとめた 「インテリアに必要なのは、センスではなくロジック!」が、ユニークかつ分かりやすいと話題沸騰中。
    その他、インテリアライターや講師など多方面で活躍している。

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