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ブラインドの魅力を伝える情報サイト【なるほどブラインド】

ホーム>とことん窓について考え完成した光と風と人を感じる住まい

とことん窓について考え完成した
光と風と人を感じる住まい

家族構成が変わったのを機に、築58年の家を建て替えることにした丸茂さんご夫婦。家の中心部から光と風、人の気配が感じられる新しい住まいは、ブラインドの機能を存分に活かした設計になっています。
奥様のみゆきさんに設計のポイントやブラインドを選んだ理由、窓についてお話を伺いました。

内と外、おたがいに人の気配が感じられるように



「休日は2人で北欧家具の工房やインテリアショップを巡るのが楽しい」と話す丸茂さんご夫婦。文化学園大学で住宅設計やインテリア計画の指導にあたっているみゆきさんが、この家のプランニングをしました。
1階は個室とバスルーム、2階はリビングダイニングキッチンと寝室、水まわり、ランドリースペースが中庭を囲むように配置されています。
もっともこだわったのは、家の中央にある“明かりの柱”。4面をすべて窓にして光と風、そして人の気配を感じられようにしました。

「最近、人が住んでいるのかどうか分からないような閉鎖的な家が多くて、少し寂しさを感じていました。外を歩いている方にとっても、窓越しに明かりが漏れていたり、影が少し動いていたりと『ここは人が暮らしている家だな』と分かる方が安心しますよね。
私は2階で過ごすことが多いのですが、1階よりも外の人の気配が感じにくいんです。自分が高齢になった時に人の気配が感じられない暮らしは嫌だったので、内と外、おたがいに気配が感じられる家を作りました。」

プランニング時にみゆきさんが描いたパース。想像通りに仕上がったのがよく分かる

ブラインドで機能を付加し、窓をより使いやすく



構想段階から4面の窓にブラインドを設置することを決めていたそうです。数ある窓まわりアイテムの中で、どうしてブラインドを採用したのでしょうか?


  • 「ブラインドは陽射しと外からの視線の量を細かく調節できるからです。空を見上げたい時や下からの視線を遮りたい時、人の往来を眺めたい時など、ブラインドのはねを動かすだけで見え方を変えられるのが良いなと思いました。納まりがコンパクトで、窓辺をすっきり見せられる点も選定理由のひとつですね。実際に住むようになってから、気分に合わせてブラインドのはねの角度を変えて、見え方の違いを楽しんでいます。」

    4面窓の上部はFIX、下部は横すべり出し窓になっています。下部の窓部分のみブラインドを上げておけば、陽射しや外からの視線を遮りながら換気が行えます。上下に開閉するブラインドならではの活用方法です。
  • 夜になると、外壁部の照明がブラインドに反射してキラキラと輝きます

窓は気分のスイッチを変えてくれるところ



どの家にも必ずある窓。住環境において窓とはどういった役割があるのでしょうか?長年、住環境について研究をしているみゆきさんに窓について教えていただきました。

「住環境における主な窓の役割は採光と換気です。ですが、私はそれだけではなく“窓は気分のスイッチを変えるところ”だと思っています。私は気分を変えたい時は必ず、窓を開けて風を感じたり、景色を眺めたりしています。みなさんも気分転換に窓を開けた経験があるのではないでしょうか。」

一方で、窓は熱効率が悪い場所です。冬季になると、約58%もの室内の熱が窓を通して外に逃げていきます(単層ガラスの場合)。現在、日本の住まいは高気密・高断熱が主流で、窓が小さく、少なくなっています。
ところが、ここ数年で住宅の窓の仕様が少しずつ変わりつつあるようです。

「複層ガラスや樹脂サッシなどが普及し、窓の断熱性能が上がったため、大きな窓がある住宅が徐々に増えてきました。元々、日本の住宅は内と外の境界が曖昧で、常に自然を享受できていたんです。現代人も潜在的に景色をたくさん採り込める大きい窓に憧れがあるのかもしれませんね。
しかし、窓を大きくすると、光や外からの視線の調節が必ず必要です。窓とブラインドなどのウィンドウトリートメントは一体として考えておかなければ、住みづらさの原因になります。
室内側からは景色が見えて良いけれど、外側から自分たちの生活が見えすぎないか……。窓ひとつひとつに対し、それぞれの役割を考えることが大切です。ブラインドは下地の有無や窓枠内の障害物により取り付けできない場合もあるので、設計段階でボックスに納めるのか、あるいは天井と壁のどちらに取り付けるのか決めておくと良いですね。」


  • こちらの窓はブラインドとロールスクリーンのダブル使い。午前中はシースルーのロールスクリーンで過ごすのだとか
  • 午後になり西日が強くなってきたら、ブラインドも下ろして陽射しを調節する
  • ボックス内にすべてブラインドが納まり開口部を狭めない

季節によって色を変えて、暮らしをもっと楽しく


リビングの一角には、仕事やちょっとした家事で使用するデスクが備え付けられ、目の前には横浜の街並みを眺められる小さな窓が設えてあります。この窓には何もつけない予定でしたが、夜になると開口部が真っ暗になり空間の雰囲気を損なっていると感じ、新たにブラインドを設置しました。


  • 「これくらい小さい窓だからこそ、季節に合わせてブラインドを付け替えてみても良いかなと思い、色違いで4台購入しました。春はピンク、夏は黄色、秋はグレイ、冬は赤。季節に合わせて、椅子や小物などを変えてコーディネートを楽しんでいます。」
  • プッシュ式のブラケット(取り付け金具)で、付け替えもかんたん
まとめ

窓ひとつひとつの役割を考えるのは少し難しいかもしれません。けれども、大きさに関わらず窓ひとつで住まい方が大きく変わります。新しい家での暮らしを想像しながら、窓の用途や見え方・見せ方、窓まわりアイテムについてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

  • 丸茂みゆきさん 文化学園大学 造形学部 建築・インテリア学科教授。「住まいのリフォームコンクール」審査員や日本建築学会が発行するインテリアに関する書籍の編集に関わるなどの活動をしている。

Photo by Akiko Osaki/written by Naoko Hashiguchi

2023.1.17 公開

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