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眺望を活かしながら、心地よく整える。
外と中をやさしくつなぐ窓まわり

窓の向こうに広がる眺めを暮らしの一部に。
建築家の臼井さんがこだわったのは、プライバシーや断熱性を保ちながらも、景色を最大限活かす窓辺のデザインでした。窓まわりアイテムを使い分けて内と外を心地よくつなぎ、自然を感じられる住まいをつくり上げています。
今回は、臼井さんが設計したお宅を取材。窓辺の工夫や窓まわりアイテムの選定理由についてうかがいました。

家にいながら、眺望を余すことなく望む



丘陵地に立つU邸。家の目の前には道路を挟んで大きな木々が植わり、裏手には街並みと遠くの山々が広がります。その恵まれた環境を暮らしに取り入れるべく、LDKを2階に配置。家にいながらにして、周囲の自然を余すことなく望めます。
水まわりも同じフロアに集約し、家族が自然と集まる共有スペースに仕上げました。

広々としたキッチン、どこに座っていても目線が合うダイニングテーブル、ゆったりとしたソファ。一緒の空間にいながらも、それぞれが好きな場所で思い思いに過ごせます。

「建物が主張するのではなく、Uさんご夫婦のお気に入りのアイテムたちが輝ける、光に満ち溢れた空間にしました」

外からの光が壁に反射し、室内の隅々まで拡散。お気に入りの家具やこだわりのキッチンをやさしく引き立てます。

自然を感じながら、やさしく守られる窓辺



「どこにいても景色が楽しめるように窓をしつらえました」と話す臼井さん。U邸では、窓一つひとつに明確な役割を持たせています。

道路側は通行人の目線を遮りつつ、緑を取り込めるように。南側は隣家を見せずに空だけを切り取るように。東側の窓の外には、あえて庇をかけないバルコニーを設け、街並みや遠くの山々を望めるようにしました。

窓ごとに“見せる・隠す”のバランスを整えたことで、住宅街にありながらも自然が身近に感じられる、穏やかでプライバシーの守られた住まいが完成しました。

また、換気計画を綿密に行い、窓を開けなくても空気が循環する住環境を実現。高い断熱性も付加して、一年を通して快適に過ごせるようにしています。

ハニカムスクリーンで“守りながら彩る窓”をつくる



道路に面したLDKの窓には、眺望と視線対策という、相反する二つの課題がありました。

「この窓は人通りの多い道路に面していて、工事中も外から室内が見えるのが気になっていました。色々な窓まわりアイテムを探す中で、ハニカムスクリーンがこの窓にぴったりだと思いました」

臼井さんが提案したのは、ハニカムスクリーン〈レフィーナ〉のツインスタイル。ハニカムスクリーンは、蜂の巣状のセルがたてに連なった立体構造生地で、セル部分が空気層になり、断熱効果を発揮します。冬は冷気を、夏は熱気をカットし、冷暖房効率を高めます。

透け感の異なる2種類の生地を上下に組み合わせたツインスタイルは、採光と遮蔽を一台で切り替えられるのが魅力です。

シースルー部分はハニカム生地と蛇腹に折り畳んだプリーツ生地の2パターンがあり、U邸では後者を採用しました。

「シースルーのハニカムも素敵ですが、生地が二重になっている分、あまり透けません。この窓では緑を感じていただきたかったため、プリーツ生地を選びました。外からの視線をほどよく遮りつつ、景色が見えるのがよいですね。夕方以降は不透明生地を上げれば、断熱性も期待できます」

さらに、キッチン横の窓、階段、寝室にもハニカムスクリーンを採用。視線を遮りながらも外の気配が感じられる、心地よい窓辺になりました。

  • キッチン横の窓にもリビングと同じツインスタイルを。シースルー生地部分から緑が感じられるのがよく分かる


  • 階段の上部の窓にもハニカムスクリーンを設置。夜間、通りからの目線を遮るのが目的


  • 寝室の窓ガラスは型板ガラスのため、シングルスタイルのハニカムスクリーンをチョイス

主役の眺望を引き立てる、調光ロールスクリーン


街並みと遠くの山々を望めるLDKの大きな掃き出し窓。空間の主役でもあるこの窓は、眺望を最大限活かせる窓まわりアイテムが求められていました。

「反対側の窓にはハニカムスクリーンを採用しましたが、この窓では存分に眺望を楽しんでいただきたくて、調光ロールスクリーンを選びました。スラット生地を水平にすれば、遠くまでよく見渡せます。この窓の特長を活かしてくれるアイテムですね」

U邸に選ばれた調光ロールスクリーン〈ハナリ〉は、2枚の繊細なレース生地の間にスラット生地を渡した構造のスクリーン。ブラインドのようにスラット生地の角度を調節して調光でき、ロールスクリーンのように巻き上げられます。

ご自身の事務所でも使用し、その意匠性と機能性を気に入っていた臼井さん。「この窓には調光ロールスクリーンが合う」と確信していたそうです。

「計画の段階から、この窓には調光ロールスクリーンをご提案しようと考えていました。Uさんが事務所に来たときに実際に触れてもらい、採用に至りました。景色を楽しみながら、プライバシーも守れるので、心地よく過ごしていただけると思います」

窓まわりで外と内の関係をデザインする



U邸の窓まわりアイテムを決めるにあたり、計画・基本設計の段階では、カーテンかメカモノ*かの大まかな方向性を決め、現場で空間と周辺環境とのバランスを見ながら、最適なアイテムを選定したといいます。

「ほとんどの家では窓に何かをつける必要があります。その際、存在感があまりない方が、建物のコンセプトは活かしやすい。よい意味で邪魔をしない、それがメカモノの魅力です。また、同一空間に異なるアイテムを使用してもまとまるので、窓に合うデザインや機能で選べるのもよいですね」

存在を主張しすぎずすっきりと納まるメカモノのよさを活かし、場所ごとに光や眺望、プライバシー、断熱性をちょうどいい塩梅で整えたことで、建物と環境が調和した快適な住まいが生まれました。

「外との関係性を断つのではなく、整える。外とほどよく関係がつながれていると暮らしが豊かになります」。
臼井さんのそんな言葉に、この家づくりの思想が静かに息づいていました。

*インテリアのプロが使う業界用語で、調光や開閉をコード、チェーン、操作棒などで行うカーテン以外の窓まわりアイテムのこと

  • 臼井 徹さん 「U建築設計室」主宰。住宅や集合住宅の設計、インテリアデザインなどを手掛ける。日々心地よく暮らしていけるような、美しさと快適さを兼ね備えた建築・空間づくりを行っている。

2025.12.12 公開

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