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ウッドブラインドのプリミティブな
質感が
心地よさを生み出す

みなさんは理想の自宅を考えるときに、どのような家を思い描くでしょうか。家事動線が整った家?耐震性や断熱性に優れた家?それとも、人に自慢できる美しい家?
栃木県にある建築設計事務所「Bespoke Design Works」が目指す家は、「住まい手が自分らしく暮らせる住まい」。
今回は、同社の建築デザイナーの細谷さんに住宅の在り方をはじめ、窓のこだわり、ブラインドを採用した理由を伺いました。

あなたらしくいられる住まいをつくりたい

  • Bespoke Design Worksは、設計デザイン事務所と工務店の機能を併せ持つ建築設計事務所です。デザインコンセプトは「あなたがあなたで居られる大切な暮らしを共に造り上げていく」。他人を意識した過剰な素材や装飾、性能は排除して、住まい手にとって本当に必要な、好きなものでつくる住まいを提案しています。

「これまで家を持つためだけに高額なローンを組んで、苦労している方をたくさん見てきました。そもそも、その家は誰のための家なのか。自分の暮らしに何が必要なのか。住まいの本質を見つめ直していただくと、無理なく家が持て、生活を楽しむゆとりも生まれると思うんです」

また、不要なものを排除することと同じくらい、「お客さまらしさ」を大事にしているそう。住み手の美意識、趣味趣向は、建物の個性にも心地よさにも大きく影響します。だからこそ、お客さまが好きなもの、絶対に欲しいものはコストがかかっても取り入れると細谷さんは話します。

家族を温かく迎え入れてくれるノスタルモダンハウス

「ノスタルモダン」な空間をウッドブラインド「クレール」(NK021:クラフトオーカー)が演出


広大で緑豊かな公園に隣接した分譲地の中にBespoke Design Worksのモデルハウスがあります。「ノスタルモダン」をコンセプトとし、日本古来より受け継がれている技法や素材をモダンに昇華させ、どこか懐かしく、心から落ち着ける家に仕上げました。

「懐かしさがあると、空間に安心感や静穏さが生まれます。建物のシルエットから各所に使用した素材に至るまで、懐かしさを感じられるものを選びました」

空間の主役はパーケットフロア。木片の組み合わせによって生み出された模様は、柔和な表情ながらも力強い存在感を放ちます。建具と造作家具の意匠は框組(かまちぐみ)で統一。木が持つ美しさと手仕事によるぬくもりが、家の隅々まで行き渡ります。

  • 直線的で重厚感のある建物に、神社仏閣でよく見られる二軒(ふたのき)をイメージした屋根を組み合わせた外観
  • 寄木張りとも呼ばれるパーケットフロアは、明治期以降の西洋建築で広く用いられた床材。耐久性に優れ、年月を重ねていくほどに味わいが増す

天井は一般的な高さより10cmほど低く設定し、くつろぎ感を演出しました。住まいの中心であるリビングは吹き抜けにして、空間に広がりをもたらしています。刻々と変化するトップライトからの光が団欒のひとときを包み込みます。

ウッドブラインドの「ゆるさ」が安らぎをつくる

西面と南面の窓の「クレール」から程よく和らいだ光が射し込む


リビングの西面と南面は道路に面していることから、掃き出し窓ではなく腰窓を配しました。外からの視線を気にせずに、のんびりと過ごせます。
手前にはカウンターがしつらえてあり、好きな小物を飾ったり、テーブル代わりにしたりと住み手が自由に使えるスペースです。

L字のキャットウォークは、上部からの光を調整する庇のような役割があります。陽射しを和らげながら、しっとりとしたおこもり感も得られます。窓にはニチベイのウッドブラインド「クレール」を設置しました。

「パーケットフロアもキャットウォークも木材なので、この窓には絶対にウッドブラインドをつけようと思っていました。工業製品ですけれど、素材や質感が自然で、良い意味でゆるさがあるところが気に入っています。あと、ブラインドは調光機能が魅力ですよね。時間帯によっては西日が強いので、ウッドブラインドをつけて正解でした」

今回、モデルハウスに採用された「クラフト」は、名前の通り、手仕事感を表現したシリーズ。スラット(はね)の表面にワイヤーブラシ加工を施して、立体感を出しています。光に当たると、天然木の質感が浮き立ちます。

  • 「クラフトオーカー(NK021)」は木のぬくもりを感じる優しい色合い。肩肘を張らない穏やかな空間にそっと寄り添う
  • キャットワークと間に窪みを設け、あえて窓よりも少し大きいサイズを設置。スラット(はね)をたたみ上げた際も開口部を最大限活かせる

適材適所につけた窓を最大限活かすブラインド

  • 窓は、デザイナーのこだわりが垣間見られる部分です。このモデルハウスでは、リビング以外の窓は比較的小さな窓が配されています。

    「窓は必要なところに必要な大きさで、必要な位置にあれば十分だと思っています。お風呂やトイレに窓をつけても結局開けなかったり、掃除が面倒になったりしてしまいますよね。環境やライフスタイルに応じて、窓の数、大きさを決めた方が暮らしやすくなります」

  • ダイニングの窓にもウッドブラインド「クレール」をチョイス。縦に長い窓にも美しく納まる

このモデルハウスの寝室は隣家が近いため、目線が合わない高さに窓を配置しています。窓枠の奥行きに合わせて、アルミよこ型ブラインド「ユニーク」を採用。光の落ち方がキレイだとお客さまに好評だそうです。

「私は、ブラインドを閉じた際に壁と一体化させたくて、いつも窓枠内に納めるようにしています。アルミブラインドはカラーバリエーションが豊富で壁紙に合わせやすいです。たたみ上げればコンパクトで、窓辺をすっきり見せてくれるのも良いですね」

  • スラット(はね)を下に向けると光が下にやさしく降り注ぐ
  • スラットに反射した光が天井面をふんわりと照らす

家は、住まい手がもっとも住まい手らしくいられる場所です。他人の基準ではなく、感覚を研ぎ澄まして、自分にとって必要なものを一つひとつ丁寧にすくい取る作業が何よりも大切なのかもしれません。

  • Bespoke Design Works Bespoke Design Worksは設計デザイン事務所と工務店のメリットを合わせ持つ建築設計事務所。一般住宅から商業施設、クリニックまで幅広く対応可能。経験豊かな建築デザイナーとコーディネーターが住まい手に寄り添い、住まい手だけの特別な家を提案している。

Photo by Akiko Osaki/Written by なるほどブラインド編集部

2025.5.21 公開

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