
インテリアを引き立てる
バーチカルブラインドの色合わせ
小学生の息子さんと3人家族のSさん。メインとなるリビングの掃き出し窓にはこれまで真っ白なブラインドを付けていましたが、新たにニチベイのバーチカルブラインド「アルペジオ」を選び、好きな色を組み合わせて取り付けました。
今回Sさん邸を訪ね、お気に入りのブルーを基調に、淡い色を組み合わせ自分らしさを演出した窓まわりを見せていただきました。
爽やかなブルーを効かせたヒュッゲな暮らし

5年ほど前に新築で建てた二世帯住宅で、2階が子世帯であるSさんのお住まい。無垢のパイン材と白を基調に、北欧をイメージしたブルーを効かせたインテリアを取り入れています。
「北欧に興味をもったきっかけは雑貨でしたが“ヒュッゲ”という言葉に出会い、家での過ごし方や家族との時間、インテリアの向き合い方も変わりました」
リビングダイニングの窓には、これまで真っ白なブラインドを付けていましたが、好きな色を組み合わせ、窓まわりをリフレッシュしました。

窓のレイアウトを活かし、バーチカルブラインドとロールスクリーンを組み合わせたSさん。生地には家具や小物とリンクした色を選び、洗練された窓まわりが完成しました。
掃き出し窓には、お気に入りのカラーで組み合わせたバーチカルブラインド「アルペジオ」ミックスルーバーを設置。ソファの色を基調にブルーの濃淡でコーディネートしました。シンメトリーに並ぶ左右の窓にはロールスクリーン「ソフィー」を2色使いで配置。バーチカルブラインドとの共通生地「エルデ」を選び、美しい統一感のある窓まわりにしています。
「色選びは悩ましくも楽しい作業でした。私の好みが淡い色なので、水色と黄緑、アクセントとして濃いブルーを差しました。」とSさん。
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透け感の異なる2種類のルーバー(はね)をL字に組み合わせた「バックレーススタイル」。ルーバーの角度を垂直にすると、レース生地を通して心地よい光が採り入れられます
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ブラインドの操作方法は、1本の操作バトンでルーバーの開閉と回転ができる「バトン式」。ルーバーの裾は「ミニマルウエイト」仕様でコードが一切露出せず、猫のいるSさん邸でも安心して使えます
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生地巻取り部の化粧カバーのあり・なしで撮影。「木目調フロントカバー」(右)は上部からの光漏れを防止でき、インテリア性が一段とアップ。「カバー付きにして正解でした」とSさん
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細身のウエイトバーで、すっきりとした印象のロールスクリーン「ソフィー」のミニマルタイプ。ボトム部分は生地でくるまれていて一体感がある仕様になっています

半年前に迎え入れた愛猫のつくねちゃんも窓がお気に入りのようで、窓の近くにいることが多いそう。「温厚な性格で人懐っこいエキゾチックショートヘアの男の子です。猫対策で小物があまり置けなくなってしまったので、窓まわりのインテリアを自分らしく楽しんでいます。」
小上がり和室は梁の色と合わせて統一感のある空間に

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お子さんの学習スペースとして活用している小上がり和室の窓には、新たにウッドブラインド「クレール」を空間になじむように設置しました。色はベーシックシリーズの「ミディアム」。
「梁の色と合わせたので空間全体に統一感が生まれ、北欧感が増したような気がする」と、Sさんも嬉しそう。小物を入れ替え、気分もリフレッシュしました。 -
木製のブラインドと北欧雑貨たちは相性抜群。棚を付け足して、ディスプレイを楽しんでいます
部屋のアクセントになる北欧柄ロールスクリーン

- 多彩な生地がそろうニチベイのロールスクリーン「ソフィー」の中から、キッチンと子ども部屋の小窓には淡い色合いの「マトカ」を選びました。鳥のような模様がリズミカルに連なるプリント生地で、北欧テイストなSさん邸のインテリアにぴったり。遊び心がありながら、リビングダイニングのロールスクリーンやバーチカルブラインドと同系色でまとまりのあるコーディネートに。
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キッチンと同じ柄のロールスクリーンを子ども部屋に設置。ウォールステッカーやアイアンベッドの雰囲気ともマッチしています
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プルコード式の操作部はオプションの「メタルチューブグリップ」でコンパクトに
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吹き抜けに面した子ども部屋の室内窓。階下のリビングからも柄が透けて見えてテンションが上がります
ファブリックパネルのような感覚で窓を飾る

トイレの小窓には、ウィリアム・モリスの代表柄のひとつである「フルーツ」を使ったロールスクリーン「ソフィー」を設置。V&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館/ロンドン)とのコラボレーション生地は、インテリアになじむ配色にアレンジした4柄5配色をラインアップ。伝統を感じるデザインで印象的な窓のコーディネートが楽しめます。
スタイリッシュさとぬくもりが感じられる脱衣所

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フィンレイソンのアクセントクロスで遊びを取り入れた脱衣所の窓は、スタイリッシュなアルミブラインドに天然木のやさしさを加えた「クオラ35F」をチョイスしました。スラット(はね)はベーシックなカラーの「クールホワイト」。ラダーテープにナチュラルな色を合わせることで、まわりのインテリアとトーンを合わせました。
好きな色を組み合わせて、自分らしい窓まわりをつくったSさん邸。ブラインドの魅力を最大限に活かしたインテリアの楽しみ方は、愛する家族と猫のいる暮らしを考えた新しい“ヒュッゲ”スタイルになりました。 -
ラダーテープの色はブラウン系の「キャラメル」。ヘッドボックスとボトムレールにも同系色の天然木を使用することにより、まとまりが出ました
まとめ
※この記事は「北欧テイストの部屋づくり」no.44に掲載された原稿を再構成したものです。
2025.04.18 公開
同じ生地シリーズの中で色と配置を自由に選べるバーチカルブラインドのミックスルーバー。ロールスクリーンとの共通生地で、リビングをトータルコーディネートしました。機種も色柄も豊富なブラインドなら、家具やお気に入りのインテリアアイテムとリンクした色で、自分らしいインテリアを実現できます。